脱皮に失敗したセミを助けたら…… “ありえない姿に大変身”した姿に感嘆の声「驚きました」「貴重な映像」
セミを誘導する特技がすごすぎた……(※虫が苦手な人は閲覧注意です)。
脱皮の途中で道路に落ちてしまったセミの幼虫を発見し、時間をかけてなんとか助ける動画がYouTubeで公開されています。動画は記事執筆時点で9万8000回を突破。すぐ目の前で神秘的な美しい姿へ変身を遂げる貴重な映像に、感動の声が上がっています。
投稿者さんはその日、フクロウを撮影するため真夜中に神社へ出かけました。するとそこで、すでに背中が割れて、殻から体が少し出ている脱皮中のセミの幼虫を発見します。
おそらく途中で木から落ちてしまったのでしょう。セミは地面で脱皮するとほぼ100%失敗してしまうそうで、助けようと体を触るとそれが逆にセミにとって致命傷となってしまいます。
そこで投稿者さんは、セミに触れないよう殻の端だけを指でつまんで持ち上げ、一切動かず、木の代わりになってあげることにしました。
注意点として「脱皮中は絶対にさわっちゃダメ」と繰り返し伝える投稿者さん。殻から出てきたばかりのセミの体はとても柔らかい状態のため、直接手助けしようとすると体や羽がめちゃくちゃになり、失敗につながってしまうそうです。
セミは一度、殻から落ちてしまいそうになるほど体がのけぞる姿勢になりますが、そこから人間が腹筋をするように起き上がり、お尻を殻から引っこ抜くシーンが見られます。
一生懸命に動いて脱皮し、殻から出ることに成功したセミの姿に感動しますが、助ける側は最後まで油断は禁物。セミは重力を利用して羽をきれいに伸ばすため、ここでも触らずにいる必要があります。
そこで投稿者さんの特技がさく裂……! セミ本体には直接触れずに指の動きを使ってセミを誘導し、「殻→指→木」と少しずつ移動してもらいます。まるで意思疎通ができているかのような光景にびっくり。
投稿者さんが殻を持ち続けて“木になっていた”時間は約2時間。セミは最終的に木につかまり、羽もしっかりきれいに伸びた様子が見られました。コメント欄には「貴重な映像をありがとうございます」「何て神秘の世界なんでしょう」「セミへの愛を感じました」とほっこりする声が続々。なかには「さらにセミが愛おしく感じました」と愛着を覚える声や、助ける方法に「重力を活用できるようにサポートして耐えていれば良かったのか」と勉強になったという声も上がっています。
生き物や自然が大好きな2人組によるYouTubeチャンネル「いきもの自然探訪」では、庭で育てている生き物たちの姿や、自然のなかで見つけた生き物を観察する動画などを公開中。以前には、タガメの住む人工池で起きたある事件や、庭のあんずの木に予想外の生き物がぶら下がっていた動画などが話題になりました。情報はX(@NLCVBEXnWmmEYbT)でも発信中です。
画像提供:YouTubeチャンネル「いきもの自然探訪」さん
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「昆虫が好きな子どもにゆずれないか」と相談を受けたのがきっかけ。
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