修学旅行の帰り道、指切りした2人の約束の行方は “田舎の高校”の青春を描いたマンガ『深夜高速にふたり』に約9.5万いいね集まる(1/2 ページ)
『はたらく細胞LADY』作画・乙川灯さんによる作品。
マンガ『深夜高速にふたり』が「夜行バスの空気感がすごくいい」「絵も話もすごく好き」とX(旧Twitter)で話題になり、約9.5万いいねを獲得しています。
『深夜高速にふたり』は、『はたらく細胞LADY』で作画を担当したマンガ家・乙川灯さん(@otokawa_03)が、2022年11月に開催されたコミティア142で発表した作品。
修学旅行の帰り道、手配ミスで乗ることになった夜行バス。自分だけ寝付けずにいる車内は、まるで自分しか存在しない夢の世界のよう……。そんなことを思いながら窓の外の流れる景色を見ているとき、女子高生・高橋瑛子は前の席に座っている男子生徒・三村と目が合います。彼もまた眠れずにいたのでした。
瑛子はいつも教室の隅にいるようなタイプで、三村はクラス内で目立つ生徒会役員。対照的な性格の2人は今まで話したことがなかったのですが、「俺だけが一人かと思ってたからちょっと安心した」「私も……」とこっそり会話することに。
2人には、ちょっと変わった音楽や風景写真といった“田舎の高校”では周囲から浮いてしまう趣味が。“どこか遠くの知らない街”の夜景を見ながら「あの光の一つになれたらいいのに なんて」「じゃあ一緒に行く?」と約束の指切りをします。
しかし、朝がやってきていつもの学校に到着すると、バスの中での会話はまるで夢の中の出来事だったかのように、2人の距離は遠くなってしまい―――。
「上質な短編映画を鑑賞したような満足感」「物語の展開とか描写とかひとつひとつが刺さる」と好評の声を集める本作について、作者・乙川さんにお話を伺いました。
――― 本作の制作のきっかけになったヒント、アイデアなどはありますか?
大学生のころ、サークルの合宿で夜行バスを利用したことがあったんですが、みんなが寝静まった後の車内の静けさに不思議な孤独を感じたことがありました。近くに人はいるのに、自分だけが暗闇の中にポツンといるような感覚です。
窓の外に見える遠くの都市の明かりや、等間隔に流れていく道路の照明なども印象的で、このイメージを漫画で表現できたらいいなとずっと思っていました。そしてその際は、同じ孤独を二人で分かち合うお話にしたいと思いました。
――― 本作の制作で特に力を入れたところ、苦労したところはありますか?
作画にかけられる時間がとにかく少なかったので、急いで仕上げるためにキャラクターの固有トーンをあまり作らず画面上の明暗でベタなどを入れていたのですが、結果的に車内の雰囲気や光の表現が物語にマッチしたような気がします。
――― この作品への思い入れや、ご自身の中で気に入っているポイントは?
夜行バスのシーンに言及してくださる方がやっぱり多いのですが、個人的には地方に住む若者たちをテーマに物語を作れたことがうれしいです。主人公の瑛子が畑のネギを収穫してるコマが一番気に入ってます。
――― 読者へのメッセージをお願いします
このマンガは完全に趣味で描いたものなのですが、それをたくさんの人に受け入れてもらえたのが本当にうれしいです。漫画を描いて発表することの楽しさを改めて感じることができました。これを励みにこれからも頑張りたいと思います。
――― 今回の作品制作の他には、どんな活動をしていますか?
普段は商業誌で漫画を描いています。昨年(2022年)まで『月刊モーニングtwo』にて、『はたらく細胞LADY』という作品の作画担当をしておりました。現在はもろもろ準備中なので、Xアカウント(@otokawa_03)にて随時活動をチェックしていただけるとうれしいです。
制作協力:乙川灯さん(@otokawa_03)
関連記事
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
ディズニーランドがオープンした1983年当時、カップルだった2人→37年後…… 目頭が熱くなる現在の姿に感動
ガンダムのイラストにしか見えないのに…… “意外すぎる正体”に脳がバグる「理解が追いつかない」「目を疑います」
スーパーで売れ残った“1匹300円のエビ”を水槽に入れたら…… 「マジすげぇ!!」興味深い姿が220万再生「はじめて見た」
すき家、みそ汁に「ネズミ」混入で謝罪 クチコミの写真が拡散…… 「管理体制の一層の強化に努める」
「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」 投稿者に話を聞いた
「昔のミスド食べたい」 15年以上前の“ミスドのドーナツ”に根強いファンの人気 「あ、これおいしかった」
お顔そっくり“一卵性”の三つ子赤ちゃん→5年後の現在は…… 驚きの姿に「見入っちゃいました」「ほんと奇跡」
冷たい海に捨てられた子猫を保護→10カ月後…… 「めちゃくちゃ美猫」驚きの現在に「感動しました」
スルスルスルスルッ! ジャガイモの皮を驚くほど簡単に剥ける方法に「50年前に知っておきたかった」の声
「即買いでした」 無印良品の“6990円ワンピース”に称賛続出 「長く着たい」「とっても良かった」
- 雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」
- 40歳・女性YouTuber「18年間、脇毛を処理していない」→“処理しない理由”語る 「脇のみならず……」
- 「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
- 使わない靴下をザクザク切って組み合わせると…… 目からウロコの再利用法が2500万再生「とてもクリエイティブ」【海外】
- ペットのカエルを土に埋め、約半年間放置→掘り返してみたら…… 「すげぇ」予想外の結末に「ほんと不思議」
- 「絶対当たったわこれ」→「は?」 ガリガリ君の棒に書かれていた“衝撃の文章”に「そうはならんやろ」 投稿者に当時の思いを聞いた
- コメダ珈琲店で「軽い食事」を注文 → 出てきた“まさかの実物”に思わず大仰天 「逆詐欺ですね」「軽食という名の主食」
- 最恐雑草“ヤブガラシ”根元をハサミでチョキッと切ると…… “驚愕の結末”に「すごい」「知りませんでした」
- 「笑い過ぎて涙が」 小学生次男、宿題で先生に不正を疑われる→まさかの原因が530万表示 「じわじわくる」 投稿者に話を聞いた
- 大阪梅田駅で撮影された“奇跡のような光景”に「今まで見たことない」「本当に贅沢な眺めだ」 全ホームにマルーンカラーが整列
- 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
- コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
- パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
- 和菓子屋で、バイトの子に難題“はさみ菊”を切らせてみたら……「将来有望」と大反響 その後どうなった?現在を聞いた
- 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
- 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
- 希少性ガンで闘病中だったアイドル、死去 「言葉も発せないほどの痛み」母親が闘病生活を明かす
- “きれいな少年”が大人になったら→「なんでそうなったw」姿に驚がく 「イケメンの無駄遣い」「どっちも好きです!笑」
- ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
- 芸能界引退した「ショムニ」主演の江角マキコ、58歳の近影にネット衝撃「エグすぎた」 突然顔出しした娘とのやりとりも話題に