「大人と大人になる人全員に読んでほしい」「高校生のころの自分の思いと重なる」 “あのころそばにいてほしかった大人”の姿が心に刺さるマンガ『スクールバック』(1/2 ページ)
ある高校の用務員・伏見さんを主人公とする「サンデーうぇぶり」連載作品。
「大人たちはいつも楽しくなさそう」「参考になる大人がいない」――― そんな語りから始まるマンガ『スクールバック』が「サンデーうぇぶり」で累計80万拍手を獲得しています。
本記事では作者・小野寺こころさんのインタビューと合わせて、X(旧Twitter)で約3.2万いいねを集めた第1話を掲載します。
作品紹介
『スクールバック』は、とある高校の用務員・伏見直(ふしみなお)とさまざまな人たちの交わりを描いた作品。11月10日に最新第2巻が発売されています。
Xで話題を集めた第1話の中心人物は、受験を控えた3年生の女子高生・生田愛菜(いくたまな)。自分なりにはかどる環境で勉強したいだけなのに、午前中にカフェで勉強してから登校すると、先生は「ちゃんとせんで後で後悔するのは自分なんやで?」「ちゃんと聞きなさい!!」「でもじゃない!!!」と頭ごなしの説教。彼女は「大人って人の話を聞こうとすらしない」と不信感を抱いていました。
ある日の朝、生田は電車内で痴漢被害にあい、自力で現行犯逮捕。本当はショックな出来事だったのですが、ケラケラ笑っていい子に振る舞います。そのことに気付かない親は「示談金なかったら、お前の進学費用大変やったしラッキーやな」と不器用に励まし、先生たちは「最近遅刻しないですね」「痛い目見ていい薬になったんでしょ?」と安堵するのでした。
そんななか「目がすごいギラギラしてて 疲れてる?」と心配して声を掛けてくれた用務員の伏見さん。大人側の気持ちを理解しつつも、大人たちの言動の理不尽さに悩んできた生田は、今まで吐き出せずにいたさまざまな思いを泣きながら告白。
伏見さんは、その話を黙って聞くだけ。他の大人と違って自分の都合や考えを押し付けるのではなく、ただ笑って缶コーヒーを渡してくれるのでした。
X上で「高校生のころの自分の思いと重なる」「人の気持ちをつい『自分の型』にはめて勝手に安心してしまうことってあるよなあ」「大人とこれから大人になる人は全員読んでほしい」と反響が寄せられる本作について、作者・小野寺こころさんにお話を伺いました。
作者インタビュー
――― 『スクールバック』制作のきっかけ、ヒントになったアイデア・出来事などはありますか?
自分の実体験が主です。学生時代に感じていたことや後悔していることなどを思い出して「あのころ、あの瞬間に助けてほしかったな……とか。「個人として見てほしい」という気持ちをのせています。
――― 本作の制作でこだわっているところは?
良くも悪くも、高校生らしい態度は意識して描いているかと思います。
――― 用務員の伏見さん、ご自身で気に入っているところは?
いつも笑顔であいさつしてくれるところが好きです。
――― 伏見さん以外にもさまざまなキャラクターが登場しますが、ご自身で好きなキャラクターはいますか?
養護教諭のよし子先生が好きです。
――― 読者へのメッセージをお願いします
読んでいて共感できる話もあれば、納得できない話もあるかと思います。自分で読み返していても、元気がないときだとしんどすぎて泣いちゃうことがあります。
全部を好きじゃなくても、たまーにきまぐれで寄り添えるような本になれたらいいな〜と思っているので、そんなかんじで応援してもらえると助かります。
制作協力:小野寺こころさん(@onoderaKOKORO8)
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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