盲導犬の子犬と過ごした631日間…… つらいお別れから1カ月、まさかの展開に「涙が出ました」と感動の声(1/2 ページ)

これも1つのハッピーエンド。

» 2024年01月28日 21時00分 公開
[三日月影狼ねとらぼ]

 Instagramに631日の間一緒に暮らした盲導犬候補の子犬とパピーウォーカー一家がお別れし、1カ月後思わぬ展開を迎えるまでの様子が投稿され、記事執筆時点で36万再生を突破。投稿には「涙があふれました」「頑張れ!」と、たくさんのあたたかなコメントが寄せられています。

1年8カ月を共に過ごした盲導犬候補「ネオ」くんとのお別れの日

 パピーウォーカーを務める投稿主さんのお家には、盲導犬候補の子犬「ネオ」くんが暮らしていました。ネオくんは2022年1月25日生まれの男の子で、小さいころは体力があり余っていてもお友達がいないとお散歩しないという、ちょっぴり寂しがりやなワンコだったそうです。

ひざの上に乗る子犬 小さいころのネオくん
2人の間に挟まれるワンコ 愛情をたっぷり受けたことが伝わってきます

 パピーウォーカーとは盲導犬候補のパピー(子犬)を生後2カ月〜1歳前後までの間家族の一員として迎え入れて育てつつ、社会や家庭でのルールを教えるボランティアです。

 パピーは愛情をたっぷり受けながらさまざまな経験を経て人との良い関係性を築くことにより、将来スムーズに目が見えない(見えにくい)人との生活を送れるようになるとのこと。

ファーム富田 一緒にいろいろな場所に行きました
ごろんするワンコ しかしお別れの日は迫ってきます

 ネオくんは2022年の3月に投稿主さん宅にやってきて、2023年の5月に委託終了となる予定だったそうです。しかし体調不良を繰り返して委託期間が少しずつ伸びていき、最終的に2023年の12月に委託終了式を迎えることになりました。

気丈に振る舞う一家の姿に思わず涙

 委託終了式の後、ネオくんは投稿主さん一家のもとを離れてスタッフさんとともに施設に入っていきました。ネオくんの後ろ姿が見えなくなるまで見送りつつも涙は見せず、気丈に振る舞う一家の姿に思わず涙がこぼれそうになります。

建物を見つめる一家 こちらがネオくんの新たな生活の場です
リードを手渡す リードが手渡されます

 通常パピーウオーキングの期間は1年前後ですが、それでも大切に育て一緒に暮らしたパピーとのお別れはつらいもの。ネオくんの場合は通常の倍近く、1年8カ月もの期間を一緒に過ごしたことから、お別れのつらさもひとしおだったことでしょう。

建物に入っていくワンコ 「ばいばい」

お別れから約1カ月後、思わぬ展開に

 盲導犬は目の見えない人の目となり足となり、命を預かるお仕事をするワンコ。そんな盲導犬になるためにはさまざまな訓練や適性判断を受けて厳しい試験に合格する必要があり、実際に盲導犬になれるのは候補犬全体の約1〜3割だといわれています。

部屋中央に立つワンコ ネオくんが投稿主さん宅に帰ってきました

 そしてさまざまな理由から盲導犬になれなかったワンコはその後、「キャリアチェンジ犬」と呼ばれるようになります。キャリアチェンジ犬は介助犬や聴導犬、セラピードッグとして活躍するほか、一般家庭に譲渡されて家庭犬になることもあるのだとか。

 投稿主さん宅から旅立ったネオくんはキャリアチェンジ犬となり、投稿主さん宅に帰ってくることになりました。盲導犬にはなれなかったけれど、これからは投稿主さん一家の家族として、投稿主さんが営む書道教室の看板犬として、第二の犬生を歩むことになったネオくんなのでした。

ボールをくわえて青いマットの上にいるワンコ 大はしゃぎです
テーブルの向こうにいるワンコ これからはずっと一緒だよ

 投稿主さんのInstagram(@neoneopuppy)には、631日に渡ったパピーウオーキングの思い出がたくさん投稿されていますよ。

画像提供:ネオ(@neoneopuppy)さん

三日月 影狼

オススメ記事

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/07/news024.jpg 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  2. /nl/articles/2412/07/news039.jpg コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  3. /nl/articles/2412/05/news178.jpg イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  4. /nl/articles/2412/07/news020.jpg “ひっつき虫”を簡単に取るには…… 身近なアイテムでスッキリするライフハックに「これでイライラしないで取れる」「今度、やってみます」
  5. /nl/articles/2412/07/news018.jpg 赤い毛糸3玉をどんどん編んでいくと……? 完成した“冬のオシャレアイテム”に「わかりやすくて感謝」「編んでみたい!」
  6. /nl/articles/2412/07/news031.jpg マッチョなザクが「ガンプラコンテスト」で大賞受賞 内部に秘密の仕掛けがぎっしり 「誰もが納得の大賞」「これぞオラザク」
  7. /nl/articles/2410/19/news010.jpg 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  8. /nl/articles/2412/01/news003.jpg パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  9. /nl/articles/2412/06/news205.jpg 辻希美、長女・希空の幼少期ショット初公開 赤ちゃんの弟を抱っこする、幼いにっこり笑顔がかわいい
  10. /nl/articles/2412/07/news004.jpg 「成長してる!」 小6→中2までドット絵を描き続けたら……? 3年間の変化に「かわいらしい」「うますぎ」
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」