盲導犬の子犬と過ごした631日間…… つらいお別れから1カ月、まさかの展開に「涙が出ました」と感動の声(1/2 ページ)
これも1つのハッピーエンド。
Instagramに631日の間一緒に暮らした盲導犬候補の子犬とパピーウォーカー一家がお別れし、1カ月後思わぬ展開を迎えるまでの様子が投稿され、記事執筆時点で36万再生を突破。投稿には「涙があふれました」「頑張れ!」と、たくさんのあたたかなコメントが寄せられています。
1年8カ月を共に過ごした盲導犬候補「ネオ」くんとのお別れの日
パピーウォーカーを務める投稿主さんのお家には、盲導犬候補の子犬「ネオ」くんが暮らしていました。ネオくんは2022年1月25日生まれの男の子で、小さいころは体力があり余っていてもお友達がいないとお散歩しないという、ちょっぴり寂しがりやなワンコだったそうです。
パピーウォーカーとは盲導犬候補のパピー(子犬)を生後2カ月〜1歳前後までの間家族の一員として迎え入れて育てつつ、社会や家庭でのルールを教えるボランティアです。
パピーは愛情をたっぷり受けながらさまざまな経験を経て人との良い関係性を築くことにより、将来スムーズに目が見えない(見えにくい)人との生活を送れるようになるとのこと。
ネオくんは2022年の3月に投稿主さん宅にやってきて、2023年の5月に委託終了となる予定だったそうです。しかし体調不良を繰り返して委託期間が少しずつ伸びていき、最終的に2023年の12月に委託終了式を迎えることになりました。
気丈に振る舞う一家の姿に思わず涙
委託終了式の後、ネオくんは投稿主さん一家のもとを離れてスタッフさんとともに施設に入っていきました。ネオくんの後ろ姿が見えなくなるまで見送りつつも涙は見せず、気丈に振る舞う一家の姿に思わず涙がこぼれそうになります。
通常パピーウオーキングの期間は1年前後ですが、それでも大切に育て一緒に暮らしたパピーとのお別れはつらいもの。ネオくんの場合は通常の倍近く、1年8カ月もの期間を一緒に過ごしたことから、お別れのつらさもひとしおだったことでしょう。
お別れから約1カ月後、思わぬ展開に
盲導犬は目の見えない人の目となり足となり、命を預かるお仕事をするワンコ。そんな盲導犬になるためにはさまざまな訓練や適性判断を受けて厳しい試験に合格する必要があり、実際に盲導犬になれるのは候補犬全体の約1〜3割だといわれています。
そしてさまざまな理由から盲導犬になれなかったワンコはその後、「キャリアチェンジ犬」と呼ばれるようになります。キャリアチェンジ犬は介助犬や聴導犬、セラピードッグとして活躍するほか、一般家庭に譲渡されて家庭犬になることもあるのだとか。
投稿主さん宅から旅立ったネオくんはキャリアチェンジ犬となり、投稿主さん宅に帰ってくることになりました。盲導犬にはなれなかったけれど、これからは投稿主さん一家の家族として、投稿主さんが営む書道教室の看板犬として、第二の犬生を歩むことになったネオくんなのでした。
投稿主さんのInstagram(@neoneopuppy)には、631日に渡ったパピーウオーキングの思い出がたくさん投稿されていますよ。
画像提供:ネオ(@neoneopuppy)さん
(三日月 影狼)
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