生ごみを土に埋めて21日後…… 驚きの変化に国内外から反響「野菜や果物ができるって素晴らしい」「一石二鳥」(1/2 ページ)
見習いたいです。
生ごみや落ち葉を土に埋め、経過を報告する動画がYouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で5万再生を超えています。土は買うものじゃなくて作るものだった……!?
投稿者は、家庭菜園に関するさまざまな動画を公開しているのりんごさん。今回の動画では「ほぼ放置で古い土を復活させる方法」と「絶対に失敗しない腐葉土の作り方」を紹介しています。
第1章 ほぼ放置で古い土を復活させる方法
今回再利用するのは大根を栽培した土です。従来の方法で土を再生しようとすると、根を取り除くためにふるいにかける→菌や虫の卵を退治するために熱湯をかける→1週間〜3週間天日干し→リサイクル材(土壌改良剤)を混ぜて完成という工程があるのですが、今回は根を取り除かなくて大丈夫とのことです。
鉢の中に根っこごと土を入れ、野菜くずや果物の皮、栽培した茎や葉っぱを入れていきます。次に土壌改良剤であるカルスNC-Rを表面に振りかけ、米ぬかを入れ、土をかけていきます。鉢に入れるのは基本的に、貝殻や塩分、油分が多い生ごみ以外なら大丈夫とのこと。生ごみ→土壌改良剤→米ぬかを重ねていき、最後に鉢底から出るくらい水やりをして日の当たらない場所に置いておきます。
この方法は途中でかき混ぜる必要がなく、夏は1週間、冬は3週間で完成します。土が適度に湿っている方が微生物が分解するスピードがあがるので、土の表面が乾いた場合は水やりをする必要があるとのこと。3週間ほどたって様子を見てみると、ほとんど生ごみがない状態まで分解されています。
この方法のいい点はもう1つ。従来の方法で再生した土で同じ科の野菜を栽培すると連作障害が出てしまうのですが、この方法で再生した土は微生物の働きのおかげで連作障害の心配がいらないそうなのです。ということで、前回立派な大根を育てた土で、今回はミニ大根を育ててみます。
間隔をとって種を植え、土をかけ、次に寒い季節なのでビニール袋をかぶせて空気穴をあけます。成長が楽しみですね。動画では、夏にトマトを育てたときの様子も紹介。生ごみ堆肥を使ったら育ち方に差が出たそうです。
第2章 絶対に失敗しない腐葉土の作り方
動画の後半では、絶対に失敗しない腐葉土の作り方を紹介しています。使うのは自宅で出た落ち葉。大きめのビニール袋に落ち葉を入れ、米ぬかを薄くまき、土壌改良剤を入れていきます。袋の底に数カ所穴を開け、穴から出てくるくらいたっぷりの水を入れ、袋の口を縛って日の当たる場所に置いておきます。
ポイントは、数日ごとにかき混ぜて全体が湿るようにすることと、袋の上に重しなどを置いて葉っぱ同士を密着させること。54日目には黒くて光沢がある腐葉土が完成しました。この腐葉土は土壌改良や土の表面を覆う資材としても使えます。なお生ごみ堆肥や腐葉土作りのポイントとして、土や葉を握ったとききに土や葉が崩れず水がしたたり落ちない水分量を保つことが重要とのことです。
この方法を紹介してくれたのは、YouTubeチャンネル「のりんご」。コメント欄には「エコですね。野菜クズや葉っぱを使った自然界の循環で、良い土になり、またおいしい野菜や果物ができるって素晴らしい」「落ち葉がたくさん有る時処分に困ってましたが、この方法だと一石二鳥ですね」「今回も分かりやすい動画をありがとうございます」といった声が寄せられています。
のりんごさんはYouTubeの他、X(Twitter)(@noringo_ringo)でも情報を発信中。別の日の投稿では、プランターで大きな大根を育てる方法や、袋栽培でニンジンを育てる方法、スーパーで買ってきたドラゴンフルーツの種を植えた経験などを紹介しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「のりんご」
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