犬ぞりレース中、ヘラジカ遭遇で犬が「一時危険な状態」に 正当防衛で射殺も現地では「クマより負傷率高い」危険動物(1/2 ページ)

「人や犬から嫌がらせを受けたと感じた場合や、空腹の場合などは、攻撃的になる可能性がある」とのことです。

» 2024年03月07日 19時28分 公開
[レイノルズ村上ねとらぼ]

 米マッシャー(犬ぞりに乗る人)のダラス・シーヴィーが3月4日に行われたレース途中で遭遇したヘラジカを射殺。現地メディアによると、過去にもヘラジカとレース参加者が遭遇したケースは存在し、本人も正当防衛を主張しています。

アラスカの犬ぞり競技者ダラス・シーヴィー 数々のタイトルを獲得してきたダラス・シーヴィー(画像はダラス・シーヴィー Instagramから)

「鹿はクマより危険」 現地では行政からの注意喚起も

 シーヴィーが出場したアラスカの犬ぞりレース「アイディタロッド・トレイル」が4日に声明を発表。当日の午前1時46分に、シーヴィー本人と犬がヘラジカと接触したため、正当防衛の手段としてヘラジカを射殺したとの報告を受けたとしています。

 レースを続行したシーヴィーは、8時に到着した途中のチェックポイントでヘラジカとの接触で負傷した1匹の犬をそりから降ろしたと説明。シーヴィーが5日に更新したX(Twitter)によると、「ファルー」と名付けられた犬はチェックポイントから即座にアンカレッジの動物病院へ搬送されて手術を受けたものの、一時は予断を許さない状況だと明かしていました。

 また公式声明には、“ヘラジカの肉の回収”予定も含まれており、大会運営サイドはつつがなく取り計らうため「今後も情報収集に努める」とコメント。

 なお現地メディア「CBS NEWS」が6日に配信した記事によると、2022年にもヘラジカの攻撃によって犬が負傷する事故が起こっており、アラスカ州公式Webサイトには、同州ではクマよりもヘラジカによって負傷する人間が多く、「ヘラジカは通常攻撃的ではないが、人や犬から嫌がらせを受けたと感じた場合や、空腹の場合などは、攻撃的になる可能性がある」と記載され注意喚起しています。

 今回の件を受け、X上ではシーヴィーの無事を知って安堵する声が続々。一方で犬にそりを引かせる行為や、結果として危険な目に遭わせたことについて、「動物虐待」「良心は痛まないのか」と批判する声も少なからず上がっていました。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  2. /nl/articles/2411/20/news028.jpg 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  3. /nl/articles/2411/20/news224.jpg “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  4. /nl/articles/2411/19/news169.jpg 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  5. /nl/articles/2411/20/news031.jpg 「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
  6. /nl/articles/2411/19/news022.jpg 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
  7. /nl/articles/2411/20/news042.jpg 「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
  8. /nl/articles/2411/20/news216.jpg “歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
  9. /nl/articles/2411/20/news041.jpg 黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
  10. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた