ケガをした野良猫を保護して家猫へ…… 3年の軌跡を振り返るビフォーアフターに「運命の出会いだったんですね」「幸せな気分になりました」(1/2 ページ)
猫ちゃんの表情が全てを物語っている。
YouTubeチャンネル「元野良猫のささみとホルン」に、野良猫が家猫になって3年間の記録が投稿されました。投稿は92万回以上再生され、1万6000件を超える高評価が寄せられています(記事執筆時点)。
保護された日から3回目のうちの子記念日を迎えた元野良猫
投稿主さん夫妻のお家には、元野良猫の「ささみ」くんと「ホルン」くんが暮らしています(関連記事)。ママさんとパパさんは2024年2月15日にささみくんが3回目の“うちの子記念日”を迎えたことを記念して、ささみくんと出会ってからの3年間を振り返ることにしました。
夫妻とささみくんの出会いは、2021年2月。ささみくんは、夫妻宅の庭によく姿を見せていた野良猫でした。コロナ禍で自宅作業になっていた夫妻は、ささみくんが庭を通るのを楽しみにしていたのだそうです。
ケガをしていたところを保護、家猫として迎える決意
しかしささみくんはある日急に姿を見せなくなり、その数日後に右前足をケガした状態で現れました。すぐに動物病院に連れていくと骨は折れてはいないものの安静が必要とのことだったので、自宅で保護することに。しかし夫妻とも猫の飼育経験がないことから、不安でいっぱいだったそうです。
獣医さんからアドバイスをもらい、夫妻はささみくんのために手作りの段ボールケージを制作。意外にもすんなり受け入れてくれたささみくんはもりもりごはんを食べ、ぐっすりと眠り、保護から6日目にはすっかりママさんに懐いたのでした。
保護して2週間。足の状態は随分と良くなり、小走りができるようになりました。夫妻は猫ちゃんを正式にうちの子としてお迎えすることを決意、「ささみ」くんと名付けます。そして野良猫だったささみくんは家猫となり、家族の一員となったのでした。
保護から4カ月、緊急手術
保護から4カ月、ささみくんは突然体調を崩してしまいました。嘔吐を繰り返し、それまで旺盛すぎるほどだった食欲もなくなってしまい、動物病院では「あと1週間持たないかもしれない」という宣告を受けてしまいます。獣医師さんの紹介で転院すると空腸に影が見つかり緊急手術……一命をとりとめたのでした。
保護から6カ月。体調が落ち着いたことから、ささみくんに去勢手術を受けてもらうことに。去勢後のささみくんはちょっぴり性格が変わり、元気いっぱいなわんぱくっ子になったのでした。
新しい家族(保護猫)が増えました!
保護から12カ月。庭に近所の猫ちゃんが遊びに来るようになり、ささみくんは自分から猫ちゃんに話しかけたり後を追いかけたりするようになりました。その様子を見たママさんは、もともと外で暮らしていたささみくんは猫の友達が欲しいのかも?と思うように。
保護から1年6カ月。夫妻宅に、1匹の保護猫がやってきました。猫ちゃんの名前は「ホルン」くん。7歳の男の子で、ささみくんと同じ猫エイズキャリアです。ホルンくんがささみくんのお友達になってくれることを願いつつ、ふたりの相性を確認するためトライアルを始めました。
それから3カ月が経ち、最初はちょっぴり距離があったふたりはとっても仲良しに。ときにはケンカをすることもあるけれど、ふたりで遊んだり、ぴったりとくっついたり、グルーミングをしあったり……いつの間にかまるで本当の兄弟のように、お互いがかけがえのない存在になったようです。
元保護猫2匹&パパママがこれからも幸せでありますように
ママさんとパパさんがささみくんと出会ってから3年間の記録には、「ささみはここの子になりたくてパパとママのお家を探し当てたんだよね、私はそう思ってます!」「号泣しました。ささみとパパ、ママに出会えた事に感謝です」「ささみ君の目が優しくなってますよね」といった、たくさんのやさしい声が寄せられています。
投稿主さん夫妻はYouTubeチャンネル「元野良猫のささみとホルン」の他、Instagram(@noraneko_sasami)にも、ささみくん&ホルンくんと暮らすほっこりした日々の様子を投稿しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「元野良猫のささみとホルン」
(三日月 影狼)
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