今やらないと“害虫祭り”に? 大人気園芸家が教える、知っておくべき効果的な対策に「助かりました!」「今年は早めにします」(1/2 ページ)
今年は害虫爆増!?
今すぐにでも始めたい害虫予防を解説する動画がYouTubeチャンネル・「カーメン君」ガーデンチャンネルに投稿されました。記事執筆時点でこの動画の再生数は15万回を超えています。恐ろしい季節がやってきた。
2024年は害虫祭り!?
投稿者は、総合園芸専門店に20年間勤めているカーメン(@kahmenkun)さん。そろそろ暖かくなってきて、虫が活動を始める季節がやってきます。外での植物や野菜の栽培には、虫被害は付き物です。
カーメンさんによると、年々気温の上昇とともに虫たちも増加しているのだとか。今回はそんな害虫を「発生させないためにやっておくべきこと」を解説してくれました。
春は植物の汁を吸う虫が増加
虫には大きく分けて、植物の汁を吸うものと食べる虫がありますが、前者は体が小さく増加しやすい傾向があります。虫は季節によって発生する種類が違いますが、春に多いのは「植物の汁を吸う虫たち」とのこと。これらの虫がつくと栄養不足や成長阻害、病気の伝染が発生します。出始めると増加が止まらないので、早めの予防、防除が必要です。
液体タイプと固形の粒タイプの違い
農薬には液体タイプと固形タイプがあり、それぞれに効果の長さや使い方の違いがあります。液体タイプは速やかに効果が出ますが、持続性がありません。対して固形タイプは、即効性はないものの長く効果が続きます。
しかし農薬は研究が進んでおり、液体タイプでも長く効果があったり、固形タイプでもすぐに効くものがあったりするそうです。多数ある農薬の中から何を選ぶかは、栽培している植物の量や大きさで決めると良いとのこと。
今の時期には植物に染みこむタイプの農薬
選び方にもポイントがあるそうで、予防剤としての農薬、またはすでに虫が発生しているときに使う即効性に長けた農薬かを選ぶ必要があります。今の時期、出始めている虫に対しては、植物に農薬が染みこむタイプが良いとのこと。しかし植物の樹高によって葉から吸収するものか、根から吸収するものかの使い分けが大切です。
根から吸収させる薬は、背の高い植物には効き目が薄くなりますが、腰より下くらいのサイズのものであれば効果が期待できるそうです。
ピンポイントで適切な薬剤を
また農薬の使用方法も、濃度や量など、適切に行うことが重要です。間違った使い方をすると逆に薬害が発生する可能性もあります。
例えば鉢植えのクリスマスローズの場合は、葉が比較的少ないのでスプレータイプが使いやすいそうです。ラックスなどの葉が多いものであれば粒剤がおすすめ。スプレーの場合、花にかけないように気を付けるといいそうです。花にかかりそうであれば、粒剤を選択すると良いでしょう。
しかし粒剤は効果に即効性はないので、すでに虫が見られる場合はスプレータイプが良いとのこと。このように適宜使い分けることが大切なのですね。
畑では土の中に潜んでいる!
野菜栽培では、畑の害虫対策が要注意。土の中に害虫が潜伏している可能性があるため、初期の予防が重要となります。防虫ネットの使用は効果がありますが、すでに土の中に潜んでいると害虫被害が防げません。カーメンさんは土の中の害虫には「ダイアジノン」という農薬を提案しています。
これは混ぜないと効果がないので、畑の土作りの段階で使用するべきとのこと。また粒剤などと併用すると、より広範囲の虫を防げます。農薬に頼りたくない場合は、天然の忌避剤ともいえるニームを使用するのも1つの手段です。
ケースバイケースで対策を
4月から5月にはナメクジが発生しますが、ナメクジには特殊な薬しか効果が出ないので、その点も注意。このように害虫の初期予防はケースバイケースで、虫の種類や植物の状態に応じて適切な方法を選ぶことが重要だということが動画でよくわかりました。
コメント欄には「今日、ナメクジとカメムシがいましたよー。枯れ葉の下に潜んでいました」「確かに! 今日小さな庭の手入れをしていたら、どこで越したのか10センチ位のバッター飛んでました。しかも2匹も」と、すでに虫を見ている人の声や 「動画の害虫対策参考になりました! ありがとうございます」「暖かくなるといろいろ出てきそうですよね。早めの予防対策してみます」といった感謝の声が寄せられています。
ガーデニングにおいて、気温が上昇するこの時期は正念場。手塩にかけて育てている植物たちをしっかりと守っていきたいですね。YouTubeチャンネル・「カーメン君」ガーデンチャンネルでは、この他にも家庭菜園や園芸において参考になるアドバイスを数多く発信しています。また、Instagramアカウント(@kahmenkun)やX(Twitter)アカウント(@masterKahmen)も運用中です。
画像提供:YouTubeチャンネル・「カーメン君」ガーデンチャンネル
オススメ記事
関連記事
庭の草刈り中に小さな卵を発見、孵化させてみたら…… 命の誕生の記録に「すごい可愛い!」「すてきな家族」
夏休みの自由研究になりそう。脱皮に失敗したセミを助けたら…… “ありえない姿に大変身”した姿に感嘆の声「驚きました」「貴重な映像」
セミを誘導する特技がすごすぎた……(※虫が苦手な人は閲覧注意です)。最大2キロ超の“高級カニ”が千葉で大発生!? 浜名湖の名産を都会のドブで「開始1分」採取、食す様子に反響
まじか。(修正あり)拾ったフグを海に帰した結果…… なぜか笑いを誘うシュールな光景に「人の顔みたい」「タプタプすぎて潜れてないw」
膨らんだ姿が「大きな魚の顔面に見える」と驚く声も。「ヤフオク!」でメダカの卵を買って育てたら…… 闇を感じる展開と注意喚起に「詐欺だったとしてもこの子たちに罪はない」
孵化したメダカは大切に飼育されています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
雑草ボーボーの荒れ地に“牛3頭”を放牧→2週間後…… まさかの光景に「感動しました」「いい仕事してますねぇ〜!!」
「これは騙されるわw」 すっぴんボサボサ髪の女性が“詐欺メイク”をしたら…… 別人級の仕上がりに「すげぇ!」
「ひどい……」 ディズニーランド、人気グッズ発売日に人殺到で“地獄絵図” 「通勤ラッシュ並」「阿鼻叫喚」 完売で高額転売も
高校生娘のため、50代父が初めて作った“サンドイッチ弁当” まさかの出来に驚き「これは女子が大好きなやつ」
ふるさと納税の返礼品でブリをもらったら…… “まさかの緊急事態”に家族騒然 「これはきつい」
なつかしのおもちゃ店「ハローマック」のカプセルトイ、その中の1つが“ひどすぎる”と話題 諸行無常を突きつけるバリエーションに「人の心がないんか」
漢字の“菜”→画家が線を足していくと…… 斬新な手法と“驚きの結果”に感嘆「どの文字選んでもちゃんと絵になる」
【今日の計算】「2×3×0÷7」を計算せよ
「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 投稿者に話を聞いた
- パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
- 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
- 14歳のとき、親友の兄と付き合うことになった女性→13年後…… “まさかの結末”に「韓国ドラマみたい」【海外】
- リンゴを1年間、水の中で放置→顕微鏡で見てみたら…… 衝撃の実験結果に「これはすごい」「息をのみました」【海外】
- 海釣り中、黒猫に「ちょっと来い」と呼び出された釣り人 → 付いて行くと…… 運命のような保護から2年、飼い主に話を聞いた
- “駐車場2台分”の土地に、建築家の夫が家を建てたら…… “とんでもない空間”に驚き「すごい。流行る」
- 「なんだこの暗号は……」 マクドナルドの“大人だけが読めるメッセージ”が410万表示「懐かしい〜」「読める人同世代w」
- 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」 投稿者に話を聞いた
- ズボラ母が5人分サンドイッチを爆速で作ったら…… 目からウロコの時短テクと美しい仕上がりに「信じられない」
- 【今日の計算】「7−2×0+9」を計算せよ
- ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
- 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
- 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
- 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
- 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
- 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議