小学生時代、下校途中の猫屋敷で…… 青春をともにしたパートナーとの出会いと、かけがえのない思い出に涙(1/3 ページ)
「ペットロスとの寄り添い方」第28回は猫「もも」ちゃんです。
多くの飼い主が一緒に暮らす動物を“大切な家族の一員”として捉え、人生をともに歩んでいます。動物と暮らした時間は長くとも短くとも、深い愛情を持って接した分、飼い主にとって人生のかけがえのない一部となり、別れは深い悲しみとなって心身に押し寄せます。
ペットロスとは
愛する動物との死別による喪失感や混乱、後悔など、抱えきれないほどの悲しみによって心身が不安定になる状態を指す「ペットロス」「ペットロス症候群」。2023年、20歳〜69歳のペットを飼っているまたは飼育経験がある391人を対象に実施された「ペットロス」に関する調査では、「約8割が『ペットロス』という言葉を見聞きしており、約4割が実際に経験している」と発表されています(サンセルモsorae調べ)。
飼い主にとって非常につらい経験となり、カウンセリングを要するケースもあることから、「ペットロス」「ペットロス症候群」は今、メンタルヘルス上の大きな課題として多くの人が向き合っています。動物とのこれまでの日々を忘れたり、死を乗り越えたりすることはできないかもしれませんが、時間の経過とともに受け入れ、いつかふと思い出したときにあたたかい涙がこぼれるような“寄り添い方”はあるはずです。
そこでねとらぼ生物部では「ペットロスとの寄り添い方」をテーマに、読者にアンケートを実施。寄せられたさまざまなエピソードから、愛する動物との思い出や別れ、当時の心境や救われた出来事をご紹介していきます。現在動物と暮らしている人や、悲しみの渦中にいる人に寄り添うヒントとなれば幸いです。
第28回 飼い主・茶。さん/猫「もも」ちゃん
―― ももちゃんのプロフィールと出会い、思い出や印象的なエピソードを教えてください
茶。さん:私が小学生のとき、下校途中の猫屋敷となっている家で生まれた子猫です。人懐っこく、小学生たちのアイドルのような存在でした。私はその子をどうしても連れて帰りたくて、その家の方から譲っていただきました。
ももは外で生まれ育った子だったので完全室内飼いが難しく、家族の出掛ける時間に家を出て、家族が帰ってくるときに一緒に帰宅する猫でした。私の習い事先まで一緒に来て、終わるまで外で待ち、一緒に帰って来るなどしていました。
私が高校生になり、電車通学するようになると、帰りの電車の時間を覚え、駅まで迎えに来てくれていました。
―― ももちゃんと別れてからの心境や、救われた出来事などがあれば教えてください
茶。さん:11歳で虹の橋を渡りました。あの子は死んでしまって何も食べられないのに、自分ばかりが食べるのはおかしいと思ってしまい、水以外の物を口にすることが出来なくなってしまいました。寝ていても外を歩いても姿が見えないことに絶望し、自分も同じ場所に行きたいと常に思っていました。
そのようにずっと落ち込んでいましたが、一緒に暮らしていた猫の“ペットのペットロス”が悪化してしまい、私が落ち込んでいることでこの子も失いたくないと思い改善しました。
―― 現在の心境を教えてください
茶。さん:今は、残された子もあの子のもとに行ってしまい、別の若い猫が2匹います。ももたちはもちろん愛していますが、今いる子たちも天寿を全うできるよう、大切にしていきたいと思っています。
―― ももちゃんに伝えたいメッセージ
茶。さん:これからも大切な猫の存在は増えると思うけど、あなた以上の私のパートナーはこれから先も現れないと思います。私がそちらに行くまで、気長に待っていてくれるとうれしいです。
(了)
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