愛するペットが旅立ち、悲しみに暮れる飼い主が感動した“火葬場スタッフの対応”に3万いいね 「遺族の気持ちってこんなに変わるもんやな」(1/3 ページ)

敬意を払って火葬を進めてくれたスタッフさん。

» 2024年05月30日 20時00分 公開
[羽野源一郎ねとらぼ]

 ペットと突然お別れをした飼い主さんが、葬儀の場で体験した出来事をX(Twitter)に投稿。スタッフの温かい心配りが注目を集め、記事執筆時点で484万件以上表示され、3万1000件以上のいいねを集めています。

ペットも“大切な家族”

 多くの飼い主が一緒に暮らす動物を“大切な家族の一員”として捉え、人生をともに歩んでいます。2021年にライフドットがペット(犬または猫限定)を飼っている20代〜60代以上の全国の男女881人に実施した「ペットの供養事情」に関する調査では、「事前にペットが亡くなったときに向けての準備」について、半数を超える54%の人が「準備していない」と回答。準備している人は約半数が「葬儀に関する情報収集」をしていると発表されました。

ペットの葬儀 飼い主の中にはペットの葬儀について考えている人も(イメージ画像:PIXTA

突然のお別れ

 自身の体験談を複数のポストにわたって報告したのは、ぷにやかたわちこまる(@tawachiko)さん。一緒に暮らしていたウサギの女の子「鏡太郎」ちゃんが突然旅立ってしまい、大きな喪失感から泣きはらしていたそうです。

 悲嘆に暮れながらも、きちんとお別れをするべく「ペットの個別立会葬」を執り行うことに。この際、“動物火葬の職人で聖職者”のようなスタッフに火葬を担当してもらったそうです。

 スタッフは、鏡太郎ちゃんの骨が砕けてしまわないよう丁寧に火葬し、きれいに残った遺骨を整理。渡す際に、どこの部位の骨だったかを説明してくれたといいます。

 また、飼い主が全ての骨を拾えるように段取りを組み、時間を調整。これらの気配りに飼い主さんは感動し、「業者や個々のスタッフによる」としながらも、「3倍ぐらい払っても満足してたと思う」とつづっています。

 きれいに遺骨を残すため、現代における一般的な人間の火葬とは異なり、目視しながら火を調節してくれたとのこと。「燃え過ぎている部分があると火を止め、燃え残っている部分があるとハンドバーナーで焼いてくれる」と、その丁寧さを伝えています。

 ペットに対し心の底から敬意を払って取り組んでいることが伝わってきたという飼い主さん。「この人にきれいに焼いてもらって良かったね」と、葬儀の終わり際には心が軽くなっていたそうで、「遺体の扱われ方ひとつで遺族の気持ちってこんなに変わるもんやな」と自身の思いをつづりました。

 全ての業者が同じとは限りませんが、飼い主さんはすばらしいプロと出会い、寄り添った形で愛する家族を送り出してもらったことで心が少し救われたようです。愛する家族の供養の方法について、考えるきっかけとなるエピソードでした。

 このポストに対し、「飼ってたわんこが死んじゃった時に行った業者さんもこんな感じですごいありがたかった」「地域のペット霊園でほぼ同じ対応をしてもらった」と、X(Twitter)では同様の経験談が続出。また、「受付バイト経験ありますが 大事なペットちゃんの火葬なので業者選びは本当慎重に」など、勤務経験のある人からのアドバイスも寄せられています。

 ぷにやかたわちこまるさんは、ウサギやモルモットと一緒に暮らしており、自身のX(Twitter/@tawachiko)では鏡太郎ちゃんとの思い出の写真や動画のほか、イラスト制作に関する活動を公開しています。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  2. /nl/articles/2411/20/news049.jpg 高校生の時に出会った2人→つらい闘病生活を経て、10年後…… 山あり谷ありを乗り越えた“現在の姿”が話題
  3. /nl/articles/2411/20/news222.jpg ディズニーシーのお菓子が「異様に美味しい」→実は……“驚愕の事実”に9.6万いいね 「納得した」「これはガチ」
  4. /nl/articles/2411/20/news027.jpg 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  5. /nl/articles/2411/20/news054.jpg 「防音室を買ったVTuberの末路」 本格的な防音室を導入したら居住空間がとんでもないことになった新人VTuberにその後を聞いた
  6. /nl/articles/2411/20/news050.jpg プロが教える「PCをオフにする時はシャットダウンとスリープ、どっちがいいの?」 理想の選択肢は意外にも…… 「有益な情報ありがとう」「感動しました
  7. /nl/articles/2411/21/news083.jpg 間寛平、33年間乗り続ける“希少な国産愛車”を披露 大の車好きで「スカイラインGT-R R34」も所有
  8. /nl/articles/2411/21/news085.jpg 「もしかしてネタバレ?」 “timeleszオーディション”候補者がテレビ局を退社 ディズニーの“船長”としても話題
  9. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
  10. /nl/articles/2411/21/news018.jpg グルーミングが出来ない生まれたての子猫、とんでもない体勢になり…… 想像以上のへたくそっぷりに「どこにも届いてないww」「反則級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた