「狂ってる……」 1000時間かけて制作した“ガンプラ巨大ジオラマ”に称賛の声「変態の域」「天才すぎる」(1/3 ページ)

せっかく作ったガンプラをあえて破壊するこだわり。

» 2024年06月27日 11時00分 公開
[五月アメボシねとらぼ]

 合計1000時間をかけて製作したガンプラによる巨大ジオラマのメイキング動画がYouTubeに投稿されました。記事執筆時点で約25万回以上再生されています。

狂気の製作1000時間超!寿命を削って作り上げたロマン極振り超巨大ジオラマ(動画はNone Channel【プラモデル製作係】より)

巨大ジオラマでメガサイズガンダムVS旧ザク

 動画を投稿したのは、“ガンプラが大好物”でジオラマなどを製作する様子を伝えているYouTubeチャンネル「None Channel【プラモデル製作係】」。

 この動画では、すでに完成させている40センチ大のメガサイズガンダムと旧ザクが、工業地帯で戦っているジオラマを製作します。準備した40センチ四方の土台はいつも作っているジオラマの4倍の面積だそうです。

ガンプラジオラマ製作過程 これから戦場になる40センチ四方の土台

 ガンダムと旧ザクの配置を決めたところで、工業地帯に使えそうなミニチュアをそろえます。1万8700円で送電鉄塔、煙突、球体ガスタンク、精製炉、枠組足場、蒸留塔、貯蔵タンクをそろえました。

ガンプラジオラマ製作過程 工業地帯の配置を検討

 しかし、まだまだスカスカなので百均で購入した筒型丸缶や、みかんの缶詰を貯蔵タンクに改造します。そして、蒸留塔のミニチュアにいい感じのパイプが付属していたので、それをタンク周りに配置。枠組足場やアルミ線をパイプに見立てて張り巡らせたらタンク周りはひとまず完成です。

ガンプラジオラマ製作過程 貯蔵タンク群が完成

 さらに、プラスチック材料で3本の蒸留塔も自作し、プラモデルのパーツが付いていたランナーの切れ端をパイプに見立てて周囲に追加しました。ランナーにこんな使い道があったのか……。

ガンプラジオラマ製作過程 工業地帯完成!

 工業地帯が完成したら、買い足した建物のミニチュアをガンダムが踏みつぶした設定で半壊状態に改造します。その他、ガスタンクや蒸留塔にも“損傷”を作り出します。

完成済みのガンダムに“損傷”

 次にすでに完成済みのガンダムにも“損傷”を与えます。今回のジオラマのテーマは旧ザクがガンダムを倒すというものなので、右肩から胸部を横断するように斬撃を受けた痕を作ります。

 まず、斬撃の痕とみなした部分を超音波カッターで切り取り、パテで斬撃のエフェクトを造形。造形後に蛍光塗料を塗ると紫外線ライトで発光するそうです。

 さらに、切り取った箇所の内部は空洞なので、ジャンクパーツを適当にカットして詰め込み、斬撃を受けた表現としてはんだごてで熱して溶かします。このとき、体に悪そうなガスが出るのでしっかり換気することが重要です。ナレーションでは、ガンプラ改造の三大要素として「やる気・根気・換気」を挙げています。

ガンプラジオラマ製作過程 斬撃痕を作り出していく

 さらに、塗装の工夫で金属が溶けた感じを出し、エフェクト部分に蛍光塗料を塗ります。プラスチックの細線で火花の表現を追加してダメージエフェクトの完成です。

ガンプラジオラマ製作過程 完成したダメージエフェクト

 その他、ザクが手に持つヒートソードにも斬撃エフェクトを追加。ガンダム側からのメガ粒子砲の反撃とザクの盾に与えたダメージなども作り出します。

どの角度からながめても最高のジオラマ完成!

 造形が一通り完成したところで塗装に移ります。雨垂れの汚れやサビなどを再現する“汚し塗装”を駆使して工業地帯をリアルに仕上げていきます。ガスタンクではLEDと綿を使って炎上を表現しました。

 完成品は本物さながらの工業地帯で、ガンダムと旧ザクがギリギリの戦いを繰り広げる躍動感あふれる出来栄えに。どの角度からながめても迫力いっぱいのすばらしいジオラマとなりました。

ガンプラジオラマ製作過程 完成っ!
ガンプラジオラマ製作過程 この躍動感!
ガンプラジオラマ製作過程 地上からのアングルは大迫力

「もはや変態の域」「ぎっしりの情報量」

 メガサイズガンダムと旧ザクの製作も合わせて1000時間超をかけた大作に、「ものすごい迫力に圧倒されます……! もはや変態の域です(褒めてます)」「本当に天才すぎてビビる」「大きさもクオリティも最高!」「シチュエーションが激アツスギィ!」「狂ってる……」「細かい中にぎっしりの情報量がたまんねぇなおい!!」など興奮ぎみの称賛が数多く寄せられています。

 また、「作るのもすごいけどそれにダメージ与えられるのもすごい」と、いったん完成させたガンダムを惜しげもなく“損傷”させたことへの驚きの声も見られました。

動画提供:YouTubeチャンネル「None Channel【プラモデル製作係】

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2501/28/news195.jpg 岡田紗佳、一連の騒動を生中継で謝罪 頭を深く下げ「申し訳ございませんでした」
  2. /nl/articles/2501/28/news155.jpg がん闘病の森永卓郎、容態急変後にモルヒネ投与で“結構厳しい状況” スタジオ出られず弱々しい声で「そう長く持たないかもしれない」「本格的に転移が始まったよう」
  3. /nl/articles/2501/29/news045.jpg 新潟のお葬式で香典返しにもらった“謎の白い物体” パッケージにも情報なし「これなんだかわかりますか?」
  4. /nl/articles/2501/26/news053.jpg 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  5. /nl/articles/2501/29/news086.jpg 鮮魚店で売れ残ったタコを水槽に入れたら、数週間後まさかの展開が…… 胸を打つ光景に「目が腫れるくらい泣いてます」
  6. /nl/articles/2501/28/news034.jpg 大人なら5秒で解きたい!「9+0÷2−3」の答えは?【算数クイズ】
  7. /nl/articles/2501/29/news058.jpg 「うちの祖父(81)わけてほしいわこのセンス……」 衝撃的な私服コーデに驚きの声「本物のイケジイ」「目標にします!!」
  8. /nl/articles/2501/29/news023.jpg 買ったばかりの家の風呂場に”ありえない欠陥” 信じられない状況に「そんなことある?」「取り付けた業者……」
  9. /nl/articles/2501/27/news073.jpg 「昔はモテた」と自慢げな父→娘は“絶対ウソやん”と思っていたけど…… 当時の姿に「ハハハ冗談だろ?」【海外】
  10. /nl/articles/2501/29/news122.jpg 正方形のスカーフ1枚→切ってゴムを縫い付けるだけで…… 魅力的な完成品に「デザインがきれい」「簡単に作れました」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  2. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  3. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
  4. スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  5. 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
  6. 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
  7. 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  8. 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  9. 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
  10. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」