「狂ってる……」 1000時間かけて制作した“ガンプラ巨大ジオラマ”に称賛の声「変態の域」「天才すぎる」(1/3 ページ)
せっかく作ったガンプラをあえて破壊するこだわり。
合計1000時間をかけて製作したガンプラによる巨大ジオラマのメイキング動画がYouTubeに投稿されました。記事執筆時点で約25万回以上再生されています。
巨大ジオラマでメガサイズガンダムVS旧ザク
動画を投稿したのは、“ガンプラが大好物”でジオラマなどを製作する様子を伝えているYouTubeチャンネル「None Channel【プラモデル製作係】」。
この動画では、すでに完成させている40センチ大のメガサイズガンダムと旧ザクが、工業地帯で戦っているジオラマを製作します。準備した40センチ四方の土台はいつも作っているジオラマの4倍の面積だそうです。
ガンダムと旧ザクの配置を決めたところで、工業地帯に使えそうなミニチュアをそろえます。1万8700円で送電鉄塔、煙突、球体ガスタンク、精製炉、枠組足場、蒸留塔、貯蔵タンクをそろえました。
しかし、まだまだスカスカなので百均で購入した筒型丸缶や、みかんの缶詰を貯蔵タンクに改造します。そして、蒸留塔のミニチュアにいい感じのパイプが付属していたので、それをタンク周りに配置。枠組足場やアルミ線をパイプに見立てて張り巡らせたらタンク周りはひとまず完成です。
さらに、プラスチック材料で3本の蒸留塔も自作し、プラモデルのパーツが付いていたランナーの切れ端をパイプに見立てて周囲に追加しました。ランナーにこんな使い道があったのか……。
工業地帯が完成したら、買い足した建物のミニチュアをガンダムが踏みつぶした設定で半壊状態に改造します。その他、ガスタンクや蒸留塔にも“損傷”を作り出します。
完成済みのガンダムに“損傷”
次にすでに完成済みのガンダムにも“損傷”を与えます。今回のジオラマのテーマは旧ザクがガンダムを倒すというものなので、右肩から胸部を横断するように斬撃を受けた痕を作ります。
まず、斬撃の痕とみなした部分を超音波カッターで切り取り、パテで斬撃のエフェクトを造形。造形後に蛍光塗料を塗ると紫外線ライトで発光するそうです。
さらに、切り取った箇所の内部は空洞なので、ジャンクパーツを適当にカットして詰め込み、斬撃を受けた表現としてはんだごてで熱して溶かします。このとき、体に悪そうなガスが出るのでしっかり換気することが重要です。ナレーションでは、ガンプラ改造の三大要素として「やる気・根気・換気」を挙げています。
さらに、塗装の工夫で金属が溶けた感じを出し、エフェクト部分に蛍光塗料を塗ります。プラスチックの細線で火花の表現を追加してダメージエフェクトの完成です。
その他、ザクが手に持つヒートソードにも斬撃エフェクトを追加。ガンダム側からのメガ粒子砲の反撃とザクの盾に与えたダメージなども作り出します。
どの角度からながめても最高のジオラマ完成!
造形が一通り完成したところで塗装に移ります。雨垂れの汚れやサビなどを再現する“汚し塗装”を駆使して工業地帯をリアルに仕上げていきます。ガスタンクではLEDと綿を使って炎上を表現しました。
完成品は本物さながらの工業地帯で、ガンダムと旧ザクがギリギリの戦いを繰り広げる躍動感あふれる出来栄えに。どの角度からながめても迫力いっぱいのすばらしいジオラマとなりました。
「もはや変態の域」「ぎっしりの情報量」
メガサイズガンダムと旧ザクの製作も合わせて1000時間超をかけた大作に、「ものすごい迫力に圧倒されます……! もはや変態の域です(褒めてます)」「本当に天才すぎてビビる」「大きさもクオリティも最高!」「シチュエーションが激アツスギィ!」「狂ってる……」「細かい中にぎっしりの情報量がたまんねぇなおい!!」など興奮ぎみの称賛が数多く寄せられています。
また、「作るのもすごいけどそれにダメージ与えられるのもすごい」と、いったん完成させたガンダムを惜しげもなく“損傷”させたことへの驚きの声も見られました。
動画提供:YouTubeチャンネル「None Channel【プラモデル製作係】」
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