「なぜか涙が出る」 フランス人目線の“日本の夏”がエモすぎると話題 「切ない」「儚さがある」と140万再生（1/3 ページ）

日本の夏はどこか切ない。

[川上酒乃，ねとらぼ]

　日本に住んで夏の印象が変わったというフランス人の動画がTikTokで話題になっています。2023年夏に投稿された動画ですが、情緒豊かな夏の風物詩に感動する内容に今年も注目が集まり、記事執筆現在までに140万回以上再生されています。

「日本の夏は何故か涙が出る」

　動画を投稿したのは、日本人妻と国際結婚したYouTuberのべべちゃん（@bebechan_france）さん。TikTokでは、ライフスタイルやフランス人から見た日本の様子などを発信しています。

　今回の動画では、「日本に来てから夏という季節の見方が変わった」と前置きし、「蝉しぐれ、入道雲、風鈴の音、むせ返るような蒸し暑さ、夏の夕暮れ、蚊取り線香の香り、ひぐらしの声」と日本に住んでから印象深いと感じた夏の風物詩について振り返りました。

揺れる風鈴……これぞ日本の夏

ひぐらしの声に耳をかたむけるべべちゃんさん

　また、べべちゃんさんは「フランスにいた時は、夏は楽しいものとしか見ていなかったのに、日本の夏は何故か涙が出る」「この独特な風情に飲み込まれそうになる時があります」と日本の夏が持つ切ない雰囲気に浸っているそうで、妻と花火を楽しんだり、ベランダで缶ビールを開けたりと夏を満喫している様子も見せていました。

妻と花火を楽しむ様子

　この動画を見た人からは「やっぱり日本の夏って独特なんだね」「日本の夏ってなんか切ないよね。特に夏の終わりは、、」「日本の夏は儚さがあるんだよなあ。刹那的」と共感する声のほか、「暑過ぎて嫌いになりかけていた日本の夏が一転、良いイメージになりました」と感謝する声も。また、「夏はいつも終わりを予感させる、夏は始まった時から終わりを感じさせる、なんなんでしょうね、この夏の切なさ」と日本人でありながらも不思議に思うという声も寄せられていました。

動画提供：べべちゃん（TikTok／X）さん