“喪服着物”をリメイクの達人がアレンジすると…… 夏のお出かけにピッタリな装いに「爽やかでとてもステキ」「私にも作れそう」(1/2 ページ)

夏でもサラッと着られそう!

» 2024年07月16日 08時30分 公開
[兎耳山明依ねとらぼ]

 紋付きの喪服着物をおしゃれなジレにリメークする動画が、YouTubeチャンネル「古布リメイク 華」に投稿されました。動画は記事執筆時点で4万9000回以上再生されています。

夏の着物【絽のオシャレなジレ】着物の袖をそのまま脇に/ロックミシンなしで簡単に作ります/Kimono remake tutorialワンランク上の着物リメイク教室

「着物リメイクの達人」の新作

 投稿者は、自宅で着物リメイク教室を開催している華さん。古い着物を今風にリメイクする様子を発信しており、以前には着物からふんわりかわいいワンピースを作る動画が話題になりました(関連記事)

喪服着物をジレにリメイク 前身頃の裁断寸法

 今回は夏の喪服である絽(ろ)の着物をリメイクして、少し変わった形のジレを作っていくとのこと。まずは、着物の身頃(体の前と後ろを覆う部分)の生地を紋をよけて裾から裁断します。そして、中表を2枚合わせにして裏側に前身頃と後ろ身頃を製図します。裁断したら、そのまま中心をミシンで縫い、縫い代部分にはアイロンをかけておきます。

喪服着物をジレにリメイク 後ろ身頃の裁断寸法
喪服着物をジレにリメイク そのまま中心を縫う

 次に、大島紬(おおしまつむぎ)のハギレを10センチ角にカットしたものを四方1センチずつ折り込んでミシンで縫い付けていきます。これは飾りの部分なので生地や形を変えてOK! 自分が好きなようにパッチワークしてみるとよさそうです。

喪服着物をジレにリメイク ハギレを縫い付ける
喪服着物をジレにリメイク 縫い代端を折り込みステッチ

 続いて、肩と襟ぐりを縫い合わせていきます。肩の縫い代は処理が必要なため、縫い代端を折り込みステッチします。また、襟ぐり部分は先に一周捨てミシンをかけ、共布のバイアステープで見返しにして仕上げました。

 バイアステープは、3.5センチ幅の正バイアス(ナナメ45度)を2本カットしたものを継ぎ合わせて使用。また、袖ぐりは0.7センチ幅の3つ折りにし端ミシンで処理します。

喪服着物をジレにリメイク バイアスは3つ折り端ミシン
喪服着物をジレにリメイク 着物の袂を縫いつける

 袖ぐりの処理が終わったら、身頃の両脇に着物の袂(たもと)の生地をそのまま縫いつけていきます。紋は前後片方ずつになるように合わせるとおしゃれに仕上がるそうですよ。

 最後に両脇のスリットと裾に端ミシンをかけたら、体形カバーにも役立つおしゃれなジレが完成! 歩くたびにゆらゆらと揺れるデザインが上品でステキです。軽くてサラッとしているのでこれからの季節にぴったりですね。

喪服着物をジレにリメイク 両脇のスリットと裾を処理
喪服着物をジレにリメイク おしゃれなジレが完成!

夏らしい一枚がすてきと反響

 コメント欄には「とっても好きなデザイン」「私にも作れそう」「やわらかいフレアが爽やかでとてもステキ」「今を取り入れてのおしゃれなジレ」「絽の喪服用反物があるので作らせていただきます」といった声が寄せられています。

喪服着物をジレにリメイク ゆらゆらと揺れるデザインがかわいい

 ジレの詳しい作り方は、YouTubeチャンネル「古布リメイク 華」で確認できます。他にも多くの着物リメイク動画が公開されているので、興味がある人は遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

大人気【ドルマンスリーブのワンピース】着物幅を有効に ワンランク上の着物リメイク教室
夏こそ着物リメイクを【夏着物の魅力】素晴らしい夏の着物地でオシャレで涼しい洋服/Kimono remake tutorial ワンランク上の着物リメイク教室
ゆったり涼しい着物リメイク【フレンチスリーブのワンピース】シャーリングで調節できる/Kimono remake tutorial ワンランク上の着物リメイク教室

画像提供:「古布リメイク 華」さん

ねとらぼおすすめ記事

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
  2. 「地獄絵図」「えぐすぎやろ……」 静岡・焼津市の地下歩道が冠水 “信じられない光景”にネットあぜん
  3. 「なんで欲しいと思ったんですか?」 酔った勢いで購入 → 後日届いた“まさかの商品”に反響 「理性あったら買わないw」
  4. 友人にメダカと睡蓮をあげる→3年後に見に行くと…… 想像を超える“楽園”に「こんなに……!?」「めちゃくちゃ綺麗」
  5. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほどの変貌が379万表示「そこだけボッ!ってw」 半年後の現在について聞いた
  6. 「24時間テレビ」ラストスパートでのやす子へのわいせつ行為に非難 「胸触りにいってる」「気持ちが悪い」
  7. 「これ600円なの?」 大谷翔平が長く愛用しているデコピンの“おやつ入れ”、始球式で注目「おそろだった」「真美子さんが選んだのかな」
  8. 明石家さんま、69歳バースデー迎え長男から幸せ呼ぶ“輝かしいプレゼント” 同席した元妻・大竹しのぶは「最高の笑顔でした」
  9. 300円で購入した格安熱帯魚を、1年じっくり育てたら……宝石に化けた「価格に見合わない」激変に「ダイヤ感出て綺麗」「ラメがすごい」
  10. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
  2. 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
  3. 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
  4. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  5. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  6. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  7. 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
  8. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」