「夏の音で曲を作りました」心揺さぶる話題作が100万再生突破! 郷愁を誘う美しい音色に「めっちゃ夏感じる!」「編集も曲も神」(1/3 ページ)

子どものころを思い出す一曲。

» 2024年07月21日 20時30分 公開
[瀬山野まりねとらぼ]

 スイカやラムネ、花火の音。夏を彩る音色を集めて作ったオリジナル曲がSNSで注目を集めています。記事執筆時点で再生数は合計100万回を突破し、Instagramでは4万件を超える“いいね!”が集まりました。変わらぬ夏の思い出が耳をなぞります。

夏の音で作曲 「夏の音で曲を作りました」

夏の音を集めて、美しい一曲に

 投稿者は作詞、作曲、編曲、映像編集など、楽曲制作に関する全てを手掛けるシンガー・ソングライターのMizzy Licias(@mizzylicias)さん。SNSでは、作品や制作過程を公開しています。

 今回多くの人の注目を集めたのが、身の回りにあふれる「夏の音」を集めて作った一曲です。どこか懐かしさと切なさを感じる曲調、涼やかなピアノの音に癒やされる楽曲は、どのように生まれたのでしょうか。制作風景を見てみましょう。

夏の風物詩を収録し、組み合わせて……

 まずは、夏の代名詞ともいえるスイカの音を収録。包丁で切り分けたときの重さとみずみずしさが感じられるシャクッという音や、まな板の上をゴロンと転がったときの重厚な響きがビートに変わります。

 次に、氷をグラスに落とす涼やかな音。カランカラン……と鳴るその音色を聞くと、暑さで渇いた喉を潤す夏の風景が脳裏に浮かんでくるようです。

スイカを切る音の収録 まずはスイカの音
氷の音の収録 氷の音は涼やか

 そこへ注がれるのは、夏祭りの定番飲料・瓶ラムネ。独特な開栓音やカンッと瓶を当てる音、シュワシュワ……と泡が弾ける音は、どこか懐かしさが感じられますね。

ラムネの音を収録 夏といえばやっぱりラムネ!
ラムネを注ぐ音を収録 音を聴くだけで喉が渇いてきます

 夏の夜を彩る花火の音も欠かせません。手持ち花火のパチパチという繊細な音が、夜の静けさの中に響きます。この音は子どものころを思い出すなぁ……。

花火の音を収録 花火も夏ならでは

 そして、古き良き夏を感じられる扇風機の音や風鈴の音色も収録。リーンと澄んだその響きは、じりじりした暑さの中でひときわ清涼感が感じられます。

扇風機の音を収録 ピッ、ブーン……
風鈴の音を収録 風鈴も夏を彩る大切なアイテム

 これらの音をPCで編集して巧みに組み合わせ、Mizzy Liciasさんが奏でる美しいピアノの音と融合させると……ついに、夏の情景を描き出す楽曲が完成しました。

ピアノを弾く女性 ピアノを弾いて……
作曲PC画面 音を組み合わせて完成です

夏のはかなさと輝きを見事に表現した名曲

 完成した楽曲は多くの人の心に夏の記憶を呼び起こしたようで、「才能ありすぎ」「エモエモのエモです」と多くの反響が寄せられました。

 長文の感想を投稿するユーザーも多く、「聴いてるだけで涼しくなれて癒やされる曲」「素敵すぎます……! 言葉に表しきれない、むず痒い切なさを感じました」「最後の氷の音は、ひと夏の淡い想い出に終止符を打つかの如く現実に振り戻された感がある」「すぐに熱中症になってしまう今の夏じゃなくて子どもの頃の夜風が気持ちいい夏を思い出しました」など、称賛の声が次々に寄せられています。毎年夏に聴きたくなるような、すてきな一曲でした。

 Mizzy Liciasさんは、この他にもさまざまなオリジナル曲を、Instagramアカウント(@mizzylicias)やX(Twitter)アカウント(@mizzylicias)、TikTokアカウント(@mizzy_licias)、YouTubeチャンネル「Mizzy Licias」で公開しています。

 また、SpotifyAppleMusicBandcampでもMizzy Liciasさんの曲を視聴できます。

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