海近くの川でニホンイシガメの遺棄に遭遇、助けることが難しく一度はその場を離れたが…… 意を決した保護に反響(1/3 ページ)
これからは幸せになれますように。
海近くの川に捨てられていた、ニホンイシガメと見られる個体。捨てた元飼い主にも遭遇して……。そのときの光景を捉えた写真や保護までの経緯を明かした投稿がX(Twitter)に投稿され、「本当に悲しい」「優しい勇気のある方の元へ行けて良かった」と反響が寄せられています。投稿は合わせて1495万8000件表示を突破、8700件以上のいいねを獲得(記事執筆時点)。
通いなれた川沿いに、ニホンイシガメ……?
投稿者のじゃがいもいんこ(@Oimo_is_inco)さんが朝、仕事に行く途中でいつも通る川沿いを歩いていたところ、遠目で亀が下流から泳いでくるのを発見。近づくとニホンイシガメだと判明しました。「こんな場所に生息してる!?」「雨は降っていなかったが、上流から流されてきたのか!?」「海が近い川なので塩分にやられてしまう」と思い、助けてあげたいと思ったものの通勤途中のためタモはありません。水は胸までの深さがあり、護岸整備されているため飛び込んでも登ってこれずに他の人に迷惑をかけてしまう……。そう思った投稿者さんはオロオロしていたそうです。
元飼い主と遭遇
すると、近くでカメを見ていた男性に「気になる? もう少し早くきてくれたらあげたのに(笑)」と話しかけられ、投稿者さんが「あなたが捨てたんですか?」と聞くと、衝撃の回答が。男性は「逃がしてやったんだ。もう世話大変だし、いらないからさ。20年も飼っててよー、いつまでたっても死なないからもう餌やらないで庭の池に放置してたんだよ(中略)。家で死なれるとやっぱ縁起悪いし見たくないし川ならもしかしたら生きられるかもしれないし、死んだら死骸見なくてすむからよ」と発言したのです。
これに投稿者さんが「最後まで責任もって飼育するのが務めなんですよ。逃がしたじゃなくてこれは遺棄なんですよ! しかもここ海ですよ?(※海水も入ってきている川という意味)」「こんなことするのは動物愛護法違反です。今すぐ救い出すなり対処してください」などと話すも、男性は居直り、「お断りだね! お前が飛び込んで捕まえればいいだろ。俺は忙しいんだ!」と自転車に乗ってどこかに行ってしまったのだとか。
「この機を逃してはいけない」と保護を決意
職場に行かなければならない投稿者さんは、いったんはその場をあとにしましたが、いてもたってもいられず昼休憩の際に再度川辺に行ってみたところ潮が引いてきており、水位が発見時よりも下がっていました。カメを探して800メートルほど上流に行くと、エサを探すように中州のような場所でウロウロしている姿を発見。この機を逃してはいけない、と思った投稿者さんは意を決して川に入り、捕獲に成功したのです(川に入るのは大変危険です。まねしないでください)。元飼い主と投稿者さんのより詳しいやりとりは、投稿からも確認することができます。
その後、無事カメを保護した投稿者さんは連れて帰りエサを食べさせたところ、ガツガツ食べてくれたとのこと。また茶ゴケだらけだった甲羅はきれいにし、元気に過ごしているといいます。今までつらい思いをしてきたカメさんが無事に保護してもらえて本当に良かったです。これからは安心しておだやかに暮らしてほしい、と願ってやみません。なお、保護したカメは女の子だったそうです。
投稿者さんに話を聞きました
編集部は、今回の出来事について投稿者のじゃがいもいんこさんに話を聞きました。
――ニホンイシガメの保護時の状態はいかがだったのでしょうか
じゃがいもいんこさん:まず第1に軽い!! それと粘りのあるコケが酷い! と思いました。これくらいのサイズの亀なら700グラム前後の重さがあってもおかしくないので。家に持ちかえるまではずっと引っ込んだままでしたが、家に連れ帰って水に入れたらすぐに顔を出したので、試しに餌を与えたらバクバク食べだしました。
また、日光浴をしたときに甲羅がボロボロなことが分かったのと、甲羅の縁に穴が開けられていることが分かりました。有識者に聞いたところ、おそらく紐で繋がれて飼われていたのだろう。とのことでした。
――動物遺棄する人に対して、また読者へのメッセージがあれば教えてください
じゃがいもいんこさん:だいぶ浸透してきていると思いますが、一部の方、ご年配の方はやはり「別にどうでもいい」みたいな感じの人が多い印象です。なのでもし、読者の方の関わりある人で 「もういらないから、世話できないから逃がす」と言った場合には、何とか説得して里親に出す形を選んでほしいと思います。飼育下にあった生き物は元が野生でも、人になれてしまえば野生での生存率が落ちるので、最後まで終生飼育をしてあげてください。
(了)
じゃがいもいんこさんのX(Twitter/@Oimo_is_inco)には、保護したカメのその後や、先住インコ&ヒョウモンリクガメなどの日常が公開されています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
-
「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
-
“ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
-
高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
-
「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
-
「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
-
「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
-
“歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
-
黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた