卵液に砂糖と片栗粉を加え、ひたすら“たたいて”炒めると…… 完成した“幻のスイーツ”に「絶対流行る」「これめっちゃ不思議に美味いやつ」(1/2 ページ)
どんな味がするのか。
玉子をひたすらたたいて作る幻の料理「三不沾」(サンプーチャン)の再現に挑む動画がYouTubeで公開されました。記事執筆時点でこの動画の再生数は27万回を超えており、1万件以上の高評価を集めています。
次に来る!? 幻の中華料理に挑戦
投稿したのは、VTuberのヘアピンまみれ(@hairpin_mamire)さん。映画を愛し、さまざまな“作ってみた”に挑戦する動画が人気です。今回の動画では、2024年下半期に流行すると予想した「三不沾」を作ることに。初めて聞く料理だ……!
「三不沾」は、玉子の黄身とデンプン、油、水を用いて作る中華料理。ヘアピンまみれさんはYouTubeのショート動画を観賞していた際に偶然見掛けたそうです。
それでは早速を調理開始。YouTuberの「點 Cook Guide」さんの動画を参考に、まずは5個の卵を割って黄身と白身を分けました。
作業後に“白身の方はどうするか”という問題に直面したので、その場で飲むことに。慣れない食感のため、えずいて涙目になりながらもヘアピンまみれさんは何とか白身を飲み干しました。動画の趣旨からかなり外れたところで苦戦している……!
すでに疲れ果てた様子のヘアピンまみれさんですが、まだまだ調理は続きます。容器内の黄身に50グラムの砂糖と、ひとつまみの塩を投入。しっかりとかき混ぜます。
ここで、別の容器に片栗粉と水を入れてかくはん。十分に混ざったら、黄身が入っている容器へ注ぎます。この時点での卵液はシャバシャバな状態のため、作っている本人も不安にかられましたが作業を続行。茶こしでこして、卵液をよりきめ細くします。
ひたすらたたく!
出来上がった三不沾の素を、油を引いたフライパンに投入。ヘラで優しくかき混ぜながら加熱すると、生地がだんだん固まり始めました。このあとは「生地をたたく」工程が待っています。
聞き慣れない手順に「卵料理でたたくって何?」とツッコミを入れていると生地がまとまり出したので、フライパンにくっつかないよう油を追加。お玉を用意して、この料理最大の特徴である「たたき」の段階に入ります。たたく度に何かが飛び散っているような……?
沾は「くっつく」を意味する漢字で、「三不沾」は皿と箸、歯の3つにくっつかないという意味なのだとか。名前の由来を解説しながらしばらくたたき続けた結果、卵液がフライパンにくっつかなくなりました。
そしてついに、幻の中華料理「三不沾」が完成! お皿に盛って、早速実食します。
完成した料理のお味は……?
たたく時間がまだ足りなかったのか、箸や皿にはくっついてしまう三不沾。一口食べたところで出たのは……「うまい!」と弾む声でした。「たまごボーロの味」がしておいしいそうですが、油や砂糖をふんだんに使っているためカロリーはなかなか高く、ヘアピンまみれさんは3日かけて完食したそうです。おなかにたまりそうな料理だ。
流行させるには「だいぶいろいろ工夫が必要」との結果に終わった今回の動画。コメント欄には、「熟練の技術がいるらしいのに極めてそれっぽいもの作れてるのさすが」という声や「この料理はずっとずっとたたく必要があって作る労力と体力と時間半端ないかかる」と三不沾を知っていた人からの声が寄せられています。また、白身を丸飲みしたシーンについて「残ったものを何かに使うのではなく、その場で即消化していくストロングスタイルに感動した」「ちょっと手を加えればメレンゲとかに出来るのにあえてそのまま飲むのがヘアピンまみれ」とファンからの称賛も集まっています。
体を張った「やってみた」動画をもっと見る
ヘアピンまみれさんは、この他にも木から和紙を作ったり、葉っぱからジャムを作ったりする動画を公開しています。情報はX(Twitter/@Hairpin_Mamire)でも発信中です。
画像提供:YouTubeチャンネル「ヘアピンまみれ」さん
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