「これは最高レベル」 3年前と同じモデルの肖像画を描いたら……“驚きの上達”に衝撃 「命が吹き込まれていくよう」「このような描き方は思い付かなかった」(1/3 ページ)
よりリアルに近づいた3年後の肖像画。
5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回は2021年4月にYouTubeで公開された、今にも動き出しそうなほどリアルな女性の絵画制作動画を紹介します。
初投稿時と同じモデルの肖像画を3年後に再び描く
この動画を公開しているのは、数々のリアルな肖像画の制作動画をYouTubeに投稿している「Isabelle Richard Art」(@IsabelleRichardArt)さん。「一筆一筆、命が吹き込まれていく様子をご覧ください」とつづり、3年前の動画初投稿時と同じモデルの肖像画を描くことで自身の成長を実感する動画を投稿しました。
まずは鉛筆で描いた下絵に肌のベースカラーを乗せ、複数の同系色を使いながら影の濃淡をグラデーションにしていきます。ある程度色を乗せたらなじませ、絵画のポイントとなる唇に濃いめの紅色を乗せます。その後、顔や背景、髪を描く途中に唇に手が入り、高い部分に淡い色を乗せて立体感を出していきます。
超リアルな唇、命が宿ったような瞳……
軽く開いた唇の中に見える歯や、その周りの暗い部分、シワまで丁寧に描き込んでいくRichardさん。途中、絵画をひっくり返したら、全体的に光が当たる部分を別の視点から明るくしていきます。唇の山の部分にはより明るい色を乗せ、輪郭がはっきりしたツヤのあるヘルシーな形に調整していました。
唇の他にも、Richardさんは女性の魅力的な瞳にも力を入れて描いています。最初は虹彩や瞳孔を濃いブルーや黒で描き、二重ラインは少し周りに比べて明るめの色を入れていました。
これも唇と同様に、他の部分を描き進めていく合間に何度も手が入ります。ある程度全体を描いた後、眉はアイブロウを入れるように毛の一本一本から描いていきます。また、瞳も形を縁取るはっきりとしたラインや光を吸い込む虹彩、白目の影の濃淡がよりリアルに描かれ、ふとまばたきしそうな雰囲気すら感じさせる迫力のある目元となりました。
これでもかというほど描き込んで……
Richardさんは納得がいくまで、何度も何度も細部を調整しながら丁寧に描き込んでいきます。そして、最後は鼻周りのそばかすやネイル、肌の質感、風になびく髪の柔らかな雰囲気まで再現したら、水辺で二の腕を抱きながら物憂げな表情を浮かべている女性の肖像画がついに完成。3年前はどこかまだファンシーな雰囲気がありましたが、今回の絵画は細かいシワまで描かれており、より人間味あふれる仕上がりとなりました。
3年間での成長を実感できる動画に対し、コメント欄では「これは最高レベルの芸術であるだけでなく、純粋なマジックだ」「今まで見た中で最高の絵画のひとつ」と称賛するコメントが寄せられていました。また「逆さまのテクニックは素晴らしい。このような描き方は思い付かなかった。違う視点から見ることができるし、真横からは見えなかった明暗のコントラストが強調される」とテクニックに圧倒される声や「3年前のあなたの作品も美しかったけど、今回は間違いなくもう一段階レベルアップしてる!」と確かな成長を感じるという声も寄せられていました。
画像はYouTubeチャンネル「Isabelle Richard Art」(@IsabelleRichardArt)から引用
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