4年間の虐待で心に傷を負った元保護犬、引き取って3年…… 真剣に向き合ってきた日々に涙「愛でしかない」「幸せな犬生過ごしてね」(1/2 ページ)
たくさん幸せになるんだよ。
4年間つらい日々を送っていたワンコと向き合った飼い主さんとの3年間。再び人間に心を開いてくれていることが分かる動画がTikTokに投稿されに話題に。記事執筆時点でこの動画の再生数は12万回を突破し、“いいね!”は4300件を超えています。出会えて本当に良かった。
4年間虐待を受けていたワンコ
投稿者はミニチュアダックスフントの「琥珀」くん、ピットブルとフレンチブルドッグのミックス「碧」くんと暮らす小島さん夫妻(@shirotochaducks)。琥珀くんは2度飼い主に捨てられた経験があり、小島さんと出会う前の4年の間には、ご飯は1日1回、トイレの掃除は数日に1度、過ごしていた場所は「鳴き声がうるさい」といわれ段ボールで囲まれた真っ暗な部屋、といった傷ましい日々を過ごしていました。
そんな状況を伝え聞いた小島さんが琥珀くんを「引き取らせてほしい」と申し出たのです。以前には小島さんと出会い過ごしたあとのビフォーアフターの動画が話題になりました(関連記事)。今回の動画は、小島さん夫妻と暮らした3年間を琥珀くん視点の独白風にした映像です。
フードアグレッシブに陥っていた琥珀くん
小島さんの家に来てすぐ動物病院に連れていかれた琥珀くんは「餓死寸前だったね」と獣医師に言われるほどの状態だったそうです。さらに成長期に十分なご飯をもらえなかったため“フードアグレッシブ”に陥っていたのです。フードアグレッシブとは、食べ物への執着が強くなり、食事中の接近や食器の片付けなどに対して攻撃的な行動を取ることだそうです。
おやつも包み紙ごと食べてしまいそうに……
3年目で「だいぶマシ」になったそうですが、まだまだ食べ物を前にすると焦ってしまいます。動画では、白内障予防の目薬を差すためおやつのちゅーるをあげているところですが、琥珀くんの様子はもう必死そのもの。
袋ごとかんで全く離そうとせず、小島さんの親指まで口に含んでしまっています。しかしここで手を離すと袋ごと丸のみしてしまうのでこの指は絶対に離せないのです。
無理だと言われた点眼も3年間粘って完遂
琥珀くんのフードアグレッシブに対し最初は慌てていたという小島さんですが、3年という月日を経て、「無敵」になったようで全く動揺することがなくなりました。おやつを食べている隙に、手早く点眼していきます。獣医師ですら無理だと諦めていた目薬も、3年間粘り挑戦し続けてスムーズにできようになったのです。
「また人間に心を開いてくれてありがとう」
小島さんは動画に添えて「琥珀と向き合った3年間。もうダメかもと諦めかけた日もありました。一緒に乗り越えられてよかったと思える瞬間が沢山あります。また人間に心を開いてくれてありがとう。」とつづっています。
コメント欄では「もう大丈夫。毎日安心して寝て起きてご飯食べて、いっぱい遊んでお散歩して楽しんでね」「泣いてしまったけど、今幸せで本当に良かったです!」「やっとやっと報われる日が来たんだね。良かった、幸せだね」といった声が寄せられています。
琥珀くんには、辛かった日々を忘れてしまうくらい、思いっきり幸せになってほしいですね。小島さんはこの他にも、ワンコたちが心安らかに暮らす日々の様子をTikTokアカウント(@shirotochaducks)や、Instagramアカウント(@kohakupan0301)、そしてYouTubeチャンネル「コハ家」で数多く公開中です。
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