4年間の虐待で心に傷を負った元保護犬、引き取って3年…… 真剣に向き合ってきた日々に涙「愛でしかない」「幸せな犬生過ごしてね」(1/2 ページ)

たくさん幸せになるんだよ。

» 2024年08月30日 21時00分 公開
[瀬山野まりねとらぼ]

 4年間つらい日々を送っていたワンコと向き合った飼い主さんとの3年間。再び人間に心を開いてくれていることが分かる動画がTikTokに投稿されに話題に。記事執筆時点でこの動画の再生数は12万回を突破し、“いいね!”は4300件を超えています。出会えて本当に良かった。

ミニチュアダックスフントのワンコ つらい日々を送っていた琥珀くん
「4年間虐待を受けた犬」

4年間虐待を受けていたワンコ

 投稿者はミニチュアダックスフントの「琥珀」くん、ピットブルとフレンチブルドッグのミックス「碧」くんと暮らす小島さん夫妻(@shirotochaducks)。琥珀くんは2度飼い主に捨てられた経験があり、小島さんと出会う前の4年の間には、ご飯は1日1回、トイレの掃除は数日に1度、過ごしていた場所は「鳴き声がうるさい」といわれ段ボールで囲まれた真っ暗な部屋、といった傷ましい日々を過ごしていました。

 そんな状況を伝え聞いた小島さんが琥珀くんを「引き取らせてほしい」と申し出たのです。以前には小島さんと出会い過ごしたあとのビフォーアフターの動画が話題になりました(関連記事)。今回の動画は、小島さん夫妻と暮らした3年間を琥珀くん視点の独白風にした映像です。

ミニチュアダックスフントのワンコ 小島さんが引き取りました
ミニチュアダックスフントのワンコ ひどい日々を送っていた琥珀くん

フードアグレッシブに陥っていた琥珀くん

 小島さんの家に来てすぐ動物病院に連れていかれた琥珀くんは「餓死寸前だったね」と獣医師に言われるほどの状態だったそうです。さらに成長期に十分なご飯をもらえなかったため“フードアグレッシブ”に陥っていたのです。フードアグレッシブとは、食べ物への執着が強くなり、食事中の接近や食器の片付けなどに対して攻撃的な行動を取ることだそうです。

ミニチュアダックスフントのワンコ 小島さんが引き取ったときには餓死寸前でした

おやつも包み紙ごと食べてしまいそうに……

 3年目で「だいぶマシ」になったそうですが、まだまだ食べ物を前にすると焦ってしまいます。動画では、白内障予防の目薬を差すためおやつのちゅーるをあげているところですが、琥珀くんの様子はもう必死そのもの。

ミニチュアダックスフントのワンコ 小島さんも必死です

 袋ごとかんで全く離そうとせず、小島さんの親指まで口に含んでしまっています。しかしここで手を離すと袋ごと丸のみしてしまうのでこの指は絶対に離せないのです。

ミニチュアダックスフントのワンコ 指も食べてしまっています
ミニチュアダックスフントのワンコ しかし離すことはできません

無理だと言われた点眼も3年間粘って完遂

 琥珀くんのフードアグレッシブに対し最初は慌てていたという小島さんですが、3年という月日を経て、「無敵」になったようで全く動揺することがなくなりました。おやつを食べている隙に、手早く点眼していきます。獣医師ですら無理だと諦めていた目薬も、3年間粘り挑戦し続けてスムーズにできようになったのです。

ミニチュアダックスフントのワンコ 3年粘り続けた点眼
ミニチュアダックスフントのワンコ 点眼も食べようとしてしまう
ミニチュアダックスフントのワンコ 小島さんの粘り勝ちです

「また人間に心を開いてくれてありがとう」

 小島さんは動画に添えて「琥珀と向き合った3年間。もうダメかもと諦めかけた日もありました。一緒に乗り越えられてよかったと思える瞬間が沢山あります。また人間に心を開いてくれてありがとう。」とつづっています。

 コメント欄では「もう大丈夫。毎日安心して寝て起きてご飯食べて、いっぱい遊んでお散歩して楽しんでね」「泣いてしまったけど、今幸せで本当に良かったです!」「やっとやっと報われる日が来たんだね。良かった、幸せだね」といった声が寄せられています。

 琥珀くんには、辛かった日々を忘れてしまうくらい、思いっきり幸せになってほしいですね。小島さんはこの他にも、ワンコたちが心安らかに暮らす日々の様子をTikTokアカウント(@shirotochaducks)や、Instagramアカウント(@kohakupan0301)、そしてYouTubeチャンネル「コハ家」で数多く公開中です。

「かわいいしかない3人組」
「兄弟愛に涙」
「3年間暗い部屋の中、孤独と絶望に耐え続けた犬と向き合うお話」

画像提供:コハ家さん(@shirotochaducks)

オススメ記事

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/28/news029.jpg 「言葉が出ない」 TDL「スペース・マウンテン」現在の状態は…… 変わり果てた“衝撃的な姿”が423万表示
  2. /nl/articles/2412/25/news213.jpg 「やりすぎだろ」 M-1王者が通販サイトでの「非公式グッズ」販売に抗議…… 運営謝罪「申し訳ございませんでした」
  3. /nl/articles/2412/26/news108.jpg 藤本美貴、“豪華なクリスマス夕食”公開 2枚目には夫・品川庄司の“激変した姿”も……「一瞬びっくりした」
  4. /nl/articles/2412/26/news028.jpg パパに娘を任せて風呂から先に出たママ、ふと浴室を振り返ると…… 衝撃展開が400万表示「ホラーすぎ!」「うちの子も……」
  5. /nl/articles/2412/25/news171.jpg ホロライブ・鷹嶺ルイ、クリスマスイブに“悲しすぎる理由”で配信を終了し泣く 「そんなことある?」「悲しいエンディングでしたね…」
  6. /nl/articles/2412/26/news122.jpg 生え際が後退し、数年髪を切ってない男性を理容師がカットしたら…… 驚がくの大変身が1400万再生「彼の人生まで変えちゃった」「すごすぎて涙出た」【米】
  7. /nl/articles/2412/26/news110.jpg 辻希美の長女・希空、“完成度高いクリスマスケーキ”披露 杉浦家6人そろった“豪華すぎる料理”にも反響
  8. /nl/articles/2412/23/news193.jpg 【編み物】淡い色の毛糸を時間をかけてひたすら編むと 芸術品のような仕上がりに脱帽「美しすぎる」
  9. /nl/articles/2412/18/news171.jpg “27歳差夫妻”、妻の母親に妊娠報告したら……涙を浮かべて まさかの「パパと同い年のおばあちゃん!」が誕生
  10. /nl/articles/2412/24/news037.jpg 毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  3. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  4. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
  5. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  7. 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
  8. 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
  9. トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
  10. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」