「カラオケぜよ!」 坂本龍馬の“最期の地”にカラオケチェーン出店→国内外から来客…… 運営に理由を聞いた(1/3 ページ)
もともとはコンビニなどが出店。
多くの史跡が保存され、日本屈指の観光名所となっている京都。一方で、一目見ただけでは、ここが歴史の中心地だったとは思えないような場所もある。いわゆる「近江屋事件」が起こった「坂本龍馬暗殺の地」もその一つで、碑がある場所の前には、これまでコンビニや回転すしチェーンが出店するなど、京都市民の何気ない日常の風景の中に溶け込んでいた。
しかし、8月に新たに出店したカラオケチェーン「ジャンカラ」は、同地が持つ歴史的な要素を全面に打ち出したサービスを実施している。運営会社にその意図を聞いた。
これまではコンビニなどが出店
「幕末の歴史に浸りながら、カラオケぜよ!」
8月23日、京都市中心部の河原町エリアにオープンしたカラオケ店「ジャンカラ京都河原町近江屋店」の特設サイトでは、このようなキャッチコピーが躍る。坂本龍馬が最期を迎えた場所を再現したカラオケ部屋を紹介するもので、部屋の障子越しのシルエットには「討ち入り」の様子が描かれている。
他にも、昔懐かしい「囲炉裏」を再現した「囲炉裏ルーム」や、和の意匠を取り入れたオープンカウンター「からおけ処 龍馬」が設けられるなど、通常のカラオケ施設とは明らかに趣が違う設備が特徴だ。
店名から分かる通り、コンセプトは坂本龍馬が1867年に、討ち入りによって暗殺された旅館「近江屋」にちなんだもの。店の前には「坂本龍馬 中岡慎太郎 遭難之地」と書かれた記念碑が立っている。
日本の歴史的にも重要な出来事が起こった地だが、碑の前にはこれまでコンビニや回転すしチェーンが出店するなど、その風景は決して目立つことなく、市民の日常の中に溶け込んでいた。
出店の意図は
そうした背景がある中、なぜ「坂本龍馬」を打ち出したカラオケ店を出店したのだろうか。ねとらぼ編集部は、ジャンカラを運営するTOAIの広報担当者に話を聞いた。
―― 同地に出店することに至った経緯を教えてください。
TOAI担当者:京都は、日本だけでなく海外からも多くのお客様が訪れる日本の名所です。カラオケ需要は当然ですが、さまざまな目的をもって訪れるみなさまの憩いの場としてコンセプト店舗を出店いたしました。
―― 店名に「近江屋」の名前を入れた理由をお教えください。
TOAI担当者:歴史的な跡地であり誰もが場所を想起しやすい事や、歴史をリスペクトしたコンセプト、コンテンツを導入しており、今後もお客様に楽しんでいただく、愛される店舗にしたいとの思いから、命名いたしました。
―― 坂本龍馬や幕末にちなんだ施策を打ち出した理由を教えてください。
TOAI担当者:幕末の空気感と現代のエンターテインメントを融合させた新しいスタイルの店舗として、ジャンカラならではの特別な空間を提供いたします。坂本龍馬についてお客様が語り合う、幕末の雰囲気の中で歌を歌うなど、カラオケだけに留まらない顧客体験を提供しております。
―― オープン後の反響はいかがでしょうか。
TOAI担当者:国内外から多くのお客様に足を運んでいただいております。特に、オープンカウンター「からおけ処 龍馬」では龍馬が好んでいたとされる軍鶏鍋などを食べながらお客様同士が語らう、歌うなど今までにない体験ができる事がSNSなどでも広まっております。スタッフ一同、お客様が楽しんでいただいている事を心から感謝しています。
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