“抜いても抜いても生えてくる雑草”で炭を作ったら…… ロマンあふれる実験に「盲点でした」「オモシロコスパ最高」(1/3 ページ)
発想も経過も面白い!
何かと嫌われがちな雑草とスギの葉を使った炭作りがYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で13万再生を突破しています。
“嫌われ者”の雑草とスギの葉を利用
動画をしたのは、YouTubeチャンネル「ハナココ」のハナココさん。たき火やロケットストーブ、炭作りに関する動画をたくさん公開しています。以前、炭のかけらや粉を片栗粉で固め、リサイクル炭を作る様子が注目を集めました(関連記事)。今回はなんと雑草を使った炭作りに挑戦するようです。
ハナココさんが住んでいる場所では雑草の勢いがすさまじく、その勢いは抜いても抜いても生えてくるのではないかと思うほどなのだとか。そこで「この困った雑草を炭にできたら助かるのではないか」と思い、雑草を使った炭作りに挑戦することにしました。
ついでに、花粉症の人がその名前を聞くだけで鼻がかゆくなりそうなスギの葉も炭にしてみることに。“嫌われ者”たちは無事、炭になってくれるのでしょうか……。
炭作りスタート
雑草は20リットルのペール缶に、スギの葉はせんべいの缶に入れ、薪ストーブに火をつけます。
着火から30分経過すると、缶から煙と水分が出始めました。薪ストーブの中は750度、せんべい缶の外側は200度、ペール缶は330度にまで上がっています。
ペール缶を開けてみると雑草は水分でしっとりしていて、煙は出ているけれど燃えているわけではなく、きちんといぶされているようです。かさが減ってきたためペール缶の上にふたと炭を乗せ、上からも熱を加えてみることに。
一方、せんべい缶を開けてみると酸素が入ってしまったからなのか、中身の一部が燃えてしまいました。大丈夫なのでしょうか……。
着火から1時間後。せんべい缶に入っているスギの葉は炭化したのか真っ黒になっていましたが、ペール缶に入っている雑草の様子は30分前とあまり変わっていません。
そして着火から2時間後、せんべい缶の方は煙も出なくなり、枝以外はいい感じに炭化しているようです。ペール缶の方はふたを開けると「吸ってはいけない感じのにおいの煙」が上がってきて、さらに酸素が入ったのか火がついてしまい、慌ててふたをします。
着火から4時間後……
着火から4時間後。せんべい缶の方はお香のようないい香りの炭に仕上がりました。ペール缶の方は中身が5分の1くらいになっていましたが、燃えて灰になったわけではなく、こちらもしっかりと炭化しているようです。
その後は炭を冷まし、水を含ませながら粉々にしたところに、作って冷ましておいた小麦粉のり(デンプンのり)を入れて団子状に丸めていくと……美しい炭団(たどん)が完成しました。
完成から1週間後。しっかりと乾燥した雑草の炭団を割ってみると中はぎゅうぎゅうといった感じではなく、程よく隙間があり燃えやすそうです。実際に火をつけてみると、火はつきやすいが赤くならず、煙も出ませんでした。火をつけた瞬間は、雑草を燃やしたときとはまた違うにおいがあったそうです。
スギの葉の炭団は火をつけると赤くなり、白い煙が出てきました。炭の原料によって火のつき方や煙の出方が全く違うのは、なんとも面白いですね。
炭団で高級牛肉を焼いてみた
完成した炭団を使い、高級牛肉を焼いて食べてみることにしました。焼き比べてみると、スギの葉の炭団の方が雑草の炭団より火力が強いものの、特にスギの香りが肉につくようなことはなかったそうです。
どちらも火つきの良さ、煙、においともに問題がなく、肉はおいしく焼けたとのこと。火持ちが良く、後片付けも楽だったそうです。大量に生産する方法を編み出すことができたなら、これからの草刈りのやる気が出そうだと語るハナココさんなのでした。
雑草とスギの葉を使った炭作りに、コメント欄では「草刈り炭ロマンがあって良いですね」「雑草炭、盲点でした」「様々な物を炭にする取り組みに感心しながら見ております」「なんかこううまいこと低コストで作れたらすごいいい商品になりそうなんですけどね」「オモシロコスパ最高ですね」と、国内外からたくさんのコメントが寄せられています。
ハナココさんはYouTubeチャンネル「ハナココ」のほか、Instagram(@borokutemojimuni)やX(@hanakoko22)でも情報を発信中です。
(三日月 影狼)
ハナココさんの炭作り動画
動画提供:YouTubeチャンネル「ハナココ」
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