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「Google マップ」のストリートビューに、東日本大震災前の写真を残してほしい――こんな要望がユーザーからGoogle日本法人に多数寄せられている。同社の徳生健太郎 製品開発本部長は4月11日の記者発表会で「画像を消去することはない。今後どう見せていくかは検討中」と話した。
ストリートビューでは、宮城県や岩手県の一部など東北地方の街並みを2008年8月から公開してきた。08年前半に撮影したもので、例えば仙台空港周辺など、地震による津波で壊滅的な被害を受けた地域も含まれており、被災前の様子を閲覧できるようになっている。
ストリートビューの写真はこのまま公開していくのか、被災地で新たに撮影するのか――など、今後については検討している段階だ。徳生部長は「被災前の写真を史実として残すことは重要だと思っている。これまで撮影した画像を消去することはない。どう見せていくかは検討中」とコメントした。
Google マップでは、道路状況の確認などに役立ててもらう狙いで、すでに被災地の航空写真や衛星写真を公開している。
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