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被災地の想いと現実伝える――被災者によるWeb写真集「ROLLS TOHOKU 3/31-4/3」

被災者の目から見た被災地の写真を、写真家の平野愛智さんが公開。被災者に使い切りカメラを配って撮影してもらった。

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 「被災者から見た被災地です」――写真家の平野愛智さんが、被災者の撮影による写真を集めたサイト「ROLLS TOHOKU 3/31-4/3」を公開した。

ROLLS TOHOKU 3/31-4/3
ROLLS TOHOKU 3/31-4/3

 写真は宮城県石巻市周辺の被災者が3月31日から4月3日の間に撮影したもの。平野さんが被災者に使い切りカメラを配って撮影してもらった。写真には、がれきが積まれた校庭で遊ぶ子どもたちや避難所の様子などが写されている。平野さんはサイト上で「ここでの多くの写真はきっとどのメディアより、正確に被災地の想いや、現実を伝える物だと信じてます」とコメントしている。

 平野さんは震災が起きた3月11日、使い切りカメラで撮影した写真を展示する「ROLLS of one week」という企画展を開催していた。「同じ国にいながらも直接手を差し伸べることができないことに無力感を感じていたのですが、一人の人間としてただ無力感に苛(さいな)まれてる場合じゃない」と大量の使い切りカメラを持って現地へ向かったという。

 「ここでの写真をみて現地に対して何かしたいと思う方がいましたら、是非行動してください。自分の信じられる方法、信じられる機構を利用して、どうか被災地により多く、より永く支援を届けてください」(平野さん)

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