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Mac版やLinux版はどうなる? MicrosoftのSkype買収、ユーザーへの影響は

MicrosoftのSkype買収で、Mac版やLinux版のSkypeクライアントはどうなるのかなど、現時点で分かっていることをまとめた。

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 MicrosoftがSkypeを85億ドルで買収すると発表。この買収がSkypeユーザーにどう影響するのか、現段階で判明していることをまとめた。

MicrosoftはSkypeをどう利用する?

 Microsoftは、「SkypeはXbox、Kinect、Windows Phoneなど各種のMicrosoftデバイスをサポートし、SkypeユーザーをLync、Outlook、Xbox Liveなどのコミュニティーにつなげる」としている。

Windows以外のバージョンのSkypeは?

 MicrosoftはWindows以外のバージョンについて、「非MicrosoftプラットフォームのSkypeクライアントのサポートを続ける」としている。SkypeにはMac、iOS、Linux、Android、Symbian、Blackberryバージョンがある(KDDIはSkype auには影響はないとコメントしている)。

 ネットではWindows版以外のSkypeの今後について危惧する声も上がっているが、Microsoftのスティーブ・バルマーCEOは「Microsoft以外のプラットフォームのSkypeクライアントをサポートする。それが当社の最善の利益になる。戦略の一部だ。デバイスの多様性はSkypeの重要な価値命題だ」とGigaomにコメントしている。

Windows Live Messengerはどうなる?

 Microsoftは、Skypeと重複する機能を持つWindows Live Messengerについて、具体的な今後の扱いを明らかにしていない。バルマー氏は、Messengerは「Skypeのサポートを得る」と上記のGigaomへのコメントの中で述べており、MessengerとSkypeが併存していくように受け取れる。Windows Live MessengerはSkypeと同様の機能を持ち、月間ユーザーは約3億3000万人。Skypeは月間ユーザー1億2400万人。

FacebookとSkypeの連携が深まるかも?

 MicrosoftもSkypeもFacebookと提携関係にある。Windows版Skype 5.0にはSkypeの画面からFacebookの友達に電話をかけたり、フィードを閲覧したりできる機能がある。MicrosoftはFacebookに一部出資しており、Hotmailや検索エンジンBingなどでFacebookと連携している。MicrosoftのSkype買収で、SkypeとFacebookの連携が深まる可能性もある。

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