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中国のiPad工場で起きた爆発事故で死者が1人増え3人となった。工場を運営するFoxconnは、粉じん爆発が原因のようだと報告している。
同社はメディア各社に送った声明文で、5月20日夜に起きた事故により、従業員がさらに1人亡くなり、死者数が2人から3人に増えたと述べた。15人の負傷者のうち、6人は治療を受けて退院したという。
事故の原因については、中国の司法当局によるタスクフォースが調査しており、初期の所見では、ダクト内で可燃性の粉じんが爆発したことが原因という。Foxconnは、調査結果が出るまで、事故が起きた施設および類似の処理を行うほかの施設での製造を停止するとしている。中国のほかの製造施設は通常通り稼働していると述べている。
香港の労働団体SACOMは5月6日に、Foxconnの工場の環境について、従業員が過剰な残業や粉じんにさらされており、作業現場の保護対策が十分でないと警鐘を鳴らしていた。
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