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米大手航空会社、全パイロットにiPad支給 紙のマニュアルから切り替え
United Continentalは、パイロットに紙のマニュアルの代わりにiPadを支給することで、年間1600万枚の紙と32万6000ガロンのジェット燃料を節約できるとしている。
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米航空会社United AirlinesとContinental Airlinesを傘下に持つUnited Continental Holdingsは8月23日、自社のパイロット全員に1万1000台のiPadを支給すると発表した。紙のマニュアルの代わりに使用する。
支給は既に始めており、年内に全パイロットに行き渡らせる。航空業界向けアプリ「Jeppesen Mobile FliteDeck」でiPadにマニュアルや航路図、フライトチェックリスト、気象情報などの情報を表示する。パイロットは必要な情報を効率よく見つけ出し、最新情報もすぐに受け取れると同社は述べている。
また、これにより年間1600万枚の紙と32万6000ガロンのジェット燃料を節約できるという。従来のフライトバッグはパイロット1人当たり平均1万2000枚の紙の資料が入っている。紙マニュアルは重さ38ポンド(約17キロ)だが、iPadは1台600グラム強。パイロットの荷物も減らすことができる。
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