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iPadを最初に作ったのはスタンリー・キューブリック? Samsungが主張
Samsungが、iPadのデザインを発明したのはAppleではないと物言いをつけた。SF映画「2001年宇宙の旅」にそっくりのコンピュータが登場するというのがその理由だ。
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AppleのiPadに似たタブレットコンピュータは1968年のSF映画「2001年宇宙の旅」(スタンリー・キューブリック監督)に既に登場しており、Appleが最初に発明したわけではない――SamsungがAppleとの訴訟で、このように主張している。特許ニュースを扱うブログFOSS Patentが伝えている。
AppleはSamsungのGalaxy TabやGalaxy Sが、iPhone、iPadを模倣したとして訴訟を起こしている。Samsungはその反論として、8月22日に裁判所に提出した文書で、「2001年宇宙の旅」で宇宙飛行士がタブレット型コンピュータを使っている場面を引き合いに出した。
「(Appleのデザイン特許)D’889 Patentで描写されているのと同じように、映画に登場するタブレットは全体的に四角い形をしており、ディスプレイが大部分を占め、縁は狭く、前面は平らになっており、背面は平たい(タブレットがテーブルに平らに置かれていることから明らかだ)。薄型のフォームファクターをしている」と同社は主張し、YouTubeに投稿されたその場面の動画へのリンクも掲載している。FOSS Patentは、裁判所がこれを先行技術と認めたらびっくりだとも記している。
Appleは欧州などでSamsung製品の販売を差し止める仮命令を勝ち取っている。
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