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中部大・武田教授、「東北の野菜は健康を害す」発言への抗議にブログで回答
中部大学の武田教授が、テレビ番組での「東北の野菜は健康を害す」発言への一関市長からの抗議メールに、ブログで回答した。
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中部大学の武田邦彦教授がテレビ番組で「東北の野菜は健康を害す」と発言し、岩手県一関市の勝部修市長が抗議のメールを送った件で、武田教授が市長に自身のブログで回答した。
教授は了解を得た上で市長からのメールを公開。市長は、教授がテレビ番組で一関市の名前を出し、「畑に青酸カリがまかれた」という例えを出して、東北の野菜や牛肉を食べりと健康を害するといった発言をしたことについて抗議している。
これに対し教授は、青酸カリを例えを使ったことについて、「できるだけわかりやすく、しかも科学的に間違いの無いように配慮しました」と述べ、一関市の名前を出した理由となどについても説明。憲法が保証している学者としての学問の自由と国民としての言論の自由のもとに発言していると語っている。
「学者が学問的見地から発表したことを、政治、行政などがどのように解釈し、それを参考にするかは政治、行政側の問題であり、学者は学問的良心に基づくべきで、社会的なことを過度に配慮してはいけないと考えています」と武田教授。事実であるため発言は取り消さないと述べている。
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