Facebook、プロフィールを刷新 “自分のすべてを表現できる”タイムラインを追加
Facebookが年次開発者向けカンファレンス「f8」で新しいプロフィールを発表した。ザッカーバーグCEOが「あなたの人生の物語」と表現するタイムライン表示が特徴だ。
米Facebookは9月22日(現地時間)、サンフランシスコで開発者向けカンファレンス「f8」を開催し、プロフィールページの刷新と「タイムライン」機能を発表した。新しいプロフィールは、向こう数週間で全ユーザーが利用できるようになる。
新プロフィールページのデザインが現行の3カラム表示から大幅に変更され、トップには「カバー」と名付けられた写真掲載スペースが設けられた。このトップスペースにはプロフィール写真、基本データのほか、写真や友達、地図、いいね!などへのリンクを掲載できる。
カバーの下にはアクティビティが、タイムラインとして表示される。f8の基調講演でマーク・ザッカーバーグCEOはタイムラインを「the story of your life(あなたの人生の物語)」と表現した。タイムラインには、ユーザーのアクティビティ(投稿や写真、友達の追加など)が、Facebookへの加入時点から時系列に掲載される。掲載されるアクティビティは基本的にFacebookが重要と判断したものになるが、ユーザーが編集することもできる。
タイムラインを編集するには、中心の青い直線(これが時間の流れを示す)の編集したい日時のポイントをクリックする。これでその時点のアクティビティの一覧が表示されるので、そこから選択して追加する。
または、カバーの下にある「View Activity」をタップしてAvtivity Logを開き、ここでアクティビティを選択することもできる。View Activityには、Facebookに加入した時点からのすべてのアクティビティが記録されている。
タイムラインには、ソーシャルアプリを追加することもできる。例えばSpotifyが提供する音楽アプリを追加すると、そのアプリの利用状況がタイムラインとニュースフィード、Ticker(日本ではリアルタイムフィード)に反映される。SpotifyのほかRhapsody、turntable.fm、rdioなどが音楽アプリを、Hulu、Netflixなどが動画アプリを、Guardian、Washington Post、digg、The Daily、Yahoo!、Flipboardなどがニュースアプリを提供する。
例えばSpotifyで音楽を再生すると、それがタイムラインとリアルタイムフィードに表示される。これを見た友達はフィードをクリックすることで同じ音楽を同時に再生することもできる。
タイムラインに掲載したアクティビティは個別に表示する相手を設定できるなど、プライバシーの設定が比較的分かりやすくなっている。
タイムラインは、モバイル版アプリでも表示できるようになる見込みだ。
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