スティーブ・ジョブズ氏、死去 ネットに追悼の声
Appleの創設者で元CEOのスティーブ・ジョブズ氏が亡くなった。ネットには驚きと悲しみの声があふれ、ビル・ゲイツ氏らもコメントしている。
米Appleの創設者で元CEOのスティーブ・ジョブズ氏(56)が亡くなった。同社が10月5日に明らかにした。
同社取締役会は「非常に悲しいことだが、本日スティーブ・ジョブズが亡くなったことを発表する」と声明文で述べている。「スティーブの才能、情熱、エネルギーは、われわれの生活を豊かにし、良くする無数の革新の源だった。世界はスティーブのおかげで計り知れないほど良くなった」
同社のWebサイトには、「われわれはビジョナリーでありクリエイティブな天才を失い、世界はすばらしい人物を失った」とジョブズ氏の死を悼むメッセージが掲載されている。
同氏の家族も声明文を発表し、「スティーブは家族に囲まれて安らかになくなった」と述べている。Microsoftのビル・ゲイツ会長は「非常に悲しい」「スティーブ氏は30年前に初めて会い、人生の半分を通して仲間であり、ライバルであり、友人であった」とコメント。Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは「メンター、そして友人でいてくれてありがとう」と述べている。
Google創設者ラリー・ペイジ氏は「彼はわたしがGoogleのCEOになったときに、具合が悪いのに優しく手をさしのべて、アドバイスと知識をくれた」、サーゲイ・ブリン氏は「Googleを立ち上げたときから、ラリーとわたしはビジョンやリーダーシップの着想を求めるときはいつも、クパチーノ(Apple本社)を見ればよかった」と語っている。
Twitterのトレンドには「ジョブズ氏が死去」「Steve Jobs」「Remembering Steve Jobs」と関連語が並び、ネットユーザーからは「冥福をお祈りします」「ショックだ」「早すぎる」「もっと長生きしてほしかった」と驚きや悲しみの声が上がっている。
ジョブズ氏は1月に療養休暇に入り、8月末にCEO退任を発表。その後は会長職にとどまっていた。
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