皆の者、記者は上様になるのじゃ! 「暴れん坊将軍」型寝袋を着てみた:ひかえおろ〜!
ネットで話題になった「立って歩ける将軍寝袋」を記者が着てみた。立って歩けて上様になれて、仕事中の仮眠にもぴったりなのじゃ!
立って歩けて上様になれる「暴れん坊将軍」型寝袋をご存知だろうか。サントリーのプレゼントキャンペーンで、ビール類に付いているシールを集めて応募すると抽選で当たるアレだ。知らないという方は特設サイトでチェックしてみてほしい。10人に7人くらいは吹き出すと思う。そのくらいのインパクトだ。
この寝袋は人型になっており、両足を通して2足歩行できる。手足を自由に動かせない筒状の寝袋と違って窮屈感は無し。ダウン素材で暖かく、アウトドアのほか、家で使えば暖房代の節約にもなりそうだ。そして何より模様が素敵。表面には着物や袴、刀の模様をプリントし、ちょんまげ型のフードも付いている。寝袋のアウトドアっぽさと上様のきらびやかさがあまりにミスマッチすぎてツボだ。
キャンペーンが始まるやいなや、「すげえ」「これほしい」「笑いすぎて涙出てきた」と、Twitterなどで話題になった。「寝袋の新時代」と評する人もいた。記者も、寝袋のシュールすぎるフォルムに心を射抜かれた1人だ。上様になれる機会など人生に何度も訪れるものではない。余も着てみたい。着てみたいでござる!
思い切ってサントリーの広報部に連絡してみた。「あの……上様の寝袋をレビューしたいと思っていまして……」。恐る恐るレンタルのお願いを申し出る。すると「製作中の寝袋ができあがったらすぐに貸し出しの手配をします」との回答が。待つこと約1週間。寝袋が到着したのだった。ついにキター!
身長180センチまで対応しているこの寝袋。広げてみるとなかなかデカイ。身長150センチの記者にはちょっと大きいか? とにかく着てみよう。自宅に帰って寝るその時まで我慢できなかったので、会社で袖を通す。まずは右足からずぼっ。続いて左足をずぼっ。つま先部分をたぐり寄せた。着ぐるみみたい。
次はそのまま両手を通す。手首から先を外に出せるので、物を持ったりできて便利だ。胸側のファスナーを首元まで上げ、これで装着完了。シルエットは、宇宙飛行士が船外活動時に着ている宇宙服か、スノーボードウェアに似ている。しかもあったか〜い。気持ちよくなって何もする気が起きなくなってきたな。
そのままオフィスのソファーにごろんと寝転んだ。フードのひもをひっぱれば、顔を覆い隠すことも可能で、明るいオフィスで寝るときもまぶしくない。時間は午後8時。なんだすでに残業中じゃねえか。よし、仮眠だ、仮眠! ロックコンサートでうっかり居眠りしたことがあるくらい、どこでも寝られるのが特技の記者。上様寝袋があれば5秒で寝落ちそう……。
と思ったら上司に叩き起こされた。「もう一仕事残ってるよ」「……」。「このお方をどなただと心得る!」などと誰かが上様のために一喝してくれるはずもなく、素直に起きる。上様になったのに……残業なんて……現代社会は世知辛い。寝袋を着たまま、とぼとぼと自席に戻る。記者が短足のためか、裾は豪快に引きずっている。でも、裾は引きずっていたほうが大名っぽくて良いかも。松の廊下を歩く浅野内匠頭みたいなイメージだ。
寝袋を着たままPCに向かう。イスに座った状態でも特に問題なし。顔はほぼフードに隠れているため、傍目からは立派なちょんまげの上様が座っているようにしか見えないはずだ。仕事の無茶ぶりも減るかもしれない。さ〜って世を欺きながら仕事するぞ! 1時間くらい着ていたら暑くてぼーっとしてきたが集中だ! 俺、この仕事が終わったら冷たいビール飲むんだ……でも……Zzzz。
サントリーのキャンペーンでもらえる賞品は寝袋のほかにも、一面に葵の御紋が入った「御紋づくし」ダウンコートや、め組のはっぴ風ダウンジャケットなどがあり、大変ユニークなラインアップとなっている。応募は11月21日まで受け付けている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 立って歩けて上様になれる「暴れん坊将軍」型寝袋がインパクトありすぎ
サントリーのプレゼントキャンペーンで当たる「立って歩ける将軍寝袋」がすごいと話題に。着れば「暴れん坊将軍」になれる! - ザクになれるブルゾン登場 フードをかぶればモノアイに
寒冷地仕様ザク……? 着ればザクになれるミリタリー風ブルゾンが12月に発売される。 - 特殊能力ゼロ、モテ度ゼロ、体力微妙 でも東京ドームが「発電MAN」を待っている
赤い全身タイツをまとい、僕はこれから「東京ドーム発電所」で「発電MAN」になる。まるでヒーローになった気分だ。通行人の視線が痛いが、気にしない。ヒーローというのは孤独なものさ。 - 4000万円の3Dプリンタで、自分フィギュア化計画
4000万円の3Dプリンタと350万円の3Dスキャナで、自分のフィギュアを作ってみた。色付け前のためデスマスク風ではあるが、なかなかの出来で大満足! - それは武士道の如く! 「うまい棒をかっこよく開ける方法」を試す
うまい棒のパッケージをかっこよく開ける方法がネットで話題に。さっそく編集部で試してみた。