日本一人気のないゆるキャラ「まっくん」の特設サイトが何とも言えない件
「ゆるキャラグランプリ2011」で最下位になった「まっくん」の特設サイトが、自虐とゆるさが入り交じって味がある。
「ゆるキャラグランプリ2011」で最下位になった長野県南箕輪村のキャラ「まっくん」。その特設サイトが「日本一人気のないキャラクター『まっくん』特集」という自虐的なタイトルで公開されている。
まっくんは「アカマツの妖精」という設定で、まつぼっくりをモチーフにしたキャラ。黄色いまつぼっくり形ボディに手足が付いていて、ボディに青いタンクトップと黒い短パンをまとっている。1994年に大芝高原のイメージキャラとして誕生し、2005年に村のキャラに昇格した。村の巡回バス「まっくんバス」にも描かれている。
特設サイトは南箕輪村の公式サイト内に12月上旬に設置され、トップページはテキストリンクが主体のシンプルな作り。まっくんとその仲間たち(非公式キャラの魔法看護少女あかまつりんなど)の紹介や、「まっくんサクセス・ストーリー」が掲載されている。
サクセス・ストーリーでは、ゆるキャラグランプリで68ポイントしか獲得できず落ち込むまっくん(1位のくまモンは28万7000ポイント以上)に、仲間たちが「真に悔やむべきは、単独で最下位になれなかったところだ」と追い打ちを掛けたり(同じく長野県の「しまちゃん」が同率で348位だった)、「全国68人のまっくんファンの皆さん、こんにちは」で始まるなど、自虐とゆるさが入り交じって何とも言えない味がある。人気獲得のために萌えを目指したり脱いだりするまっくんのがんばりが切ない。
まっくんが「どうしてボクのサイトは、こんなにテキトーな作りなんだろうね」とぼやくほどシンプルな特設サイトだが、実は「公式つなぎサイト」で、村の総務課企画係の人たちが「超イカス」公式サイトを作る予定という。
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