ドワンゴ川上会長と夏野取締役が語る「ニコニコ超会議」 10万人を「ごった煮」の渦へ(1/5 ページ)
ドワンゴの川上会長いわく、ニコニコ超会議の見どころは「何が起こるか分からないところ」。夏野取締役すら「前代未聞だよねぇ」と驚くその中身に迫る。
「ニコニコ動画」の巨大イベント「ニコニコ超会議」が4日後に迫ってきた。「ニコニコ動画のすべて(だいたい)を地上に再現する」というコンセプトのもと、ニコニコ動画のあらゆるジャンルを網羅する。会場は幕張メッセの1〜8ホールとイベントホールを貸し切り、10万人の人出を見込む。ドワンゴとしてはもちろんのこと、ネット企業1社が主催するイベントとしても前代未聞の規模ではないだろうか。
展示ホールには「踊ってみた」「囲碁将棋」「ニコニコ静画&漫画」など各カテゴリーのブースがズラっと並ぶ。堀江貴文さんの等身大パネル(檻のオブジェ付き)を展示するブースや、“ガチムチパンツレスリング”でおなじみの兄貴ことビリー・ヘリントンさんがユーザーとともに練り歩く催しもある。2メートルの鳥居が建ち、ユーザー同士の結婚式が開かれることも発表された。
カンファレンスエリアでは、田原総一朗さん、茂木健一郎さん、津田大介さん、村上隆さんといった専門家・知識人がそれぞれ討論会を開く。一方、夜の「ニコニコ超パーティー」と題したイベントでは、広瀬香美さん、高橋洋子さんといったプロの歌手や、ニコニコ動画の「歌ってみた」で人気の歌い手たちが同じステージに代わる代わる登場し、盛り上げる。
このように企画がバラエティーに富んでおり、散りばめられたネタを拾い上げると枚挙にいとまがない。まさにカオス。誰でも1つくらいは“自分が輝ける場所”を見つけられそうだ。一体なぜこのようなイベントを企画したのか、5周年を迎えたニコニコ動画が向かう先とは――そんな疑問を読み解きたい。ドワンゴ川上量生会長と夏野剛取締役の2人が答えてくれた。
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