渋谷の新しいランドマークとして4月26日に本格オープンした渋谷ヒカリエ。入居するテナントが20代から40代の女性向けと聞いて、「ちっ、ただの商業施設かよ」なんて思う男性諸君も多いだろう。
確かに。
入居しているショップの多くがレディースファッションやコスメ、雑貨などを扱っているし、女子トイレはトイレと呼んではいけない雰囲気すら漂う作りになっている。地下3階から地上5階にある女子トイレ横にレストスペースを「スイッチルーム」と名付け、レストルームを超えた新たな空間として定義。フロアごとに異なるテーマ、デザインを施し、フロアを利用する人のスタイルに合わせた6つのテイストで雰囲気作りを行っている。一部、パパも入れるコミュニケーションスペースもあるが、基本的には女の花園。その秘密を男性にもここでご紹介したい。
例えば、5階の女子トイレ横にあるパウダールーム。東急の「TOP&ClubQ」カードを持っている女性ならば、フットマッサージ機や携帯充電テーブルが利用可能。さらに、有料となるが酸素バーまで用意されているので、会社帰りの仕事疲れも、買いもの途中のパワーチャージにもゆったりソファでくつろげる。
さらに、3階のトイレ横にあるスイッチルームには、エアシャワーブースを設置。
このスイッチルームについては、シンクスホームページ内のバーチャルルームでも閲覧できる。
さて、ディズニーランドの施設内には、壁の模様などにまぎれてミッキーマウスのデザインが隠されていることはご存じだろうか? そんな仕掛けが、実はヒカリエの中にもある。
まずは、商業施設「ShinQs」にちなんだ「Q」のマーク。地下3階のスイッチルーム入口に描かれたチョークアートに隠されたQがいくつあるのか探してみよう。
そして、ある階の天井近くには、1カ所だけ四葉のクローバーがついている。
また、歩行による振動をエネルギーにする、発電床もある。発電した電気は、施設内での光の演出に使われる。
海外の人からするとトイレのウォシュレット機能が衝撃的という話を聞く。そう考えると、ここまでこだわったトイレを備える渋谷ヒカリエは、さらなるカルチャーショックを与える場所になるだろう。日本人として先に体感しておいてはどうだろうか。
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