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TOTOの「ウォシュレットG」が「機械遺産」に

「日本人の生活様式やトイレの設備環境を一変させた」として機械遺産に認定された。

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 日本機械学会は7月23日、機械技術の歴史上重要な「機械遺産」としてTOTOの「ウォシュレットG」など5つを認定した。


TOTOの「ウォシュレットG」(日本機械学会提供)

 ウォシュレットGは1980年に発売された。はじめTOTOは米国の医療用洗浄便座を輸入販売したが、売れ行きが芳しくなかったことから、日本の一般家庭向けのものを開発した。日本人に合った性能や使い勝手を追求し、洗浄ポイントや水量・水温、噴射角度などのデータを社内で一から集めた。

 その後、温水洗浄便座は普及が進み、他社からも販売されるようになった。現在の世帯普及率は70%を超えているという。ウォシュレットは温水洗浄便座の代名詞となり、「日本人の生活様式やトイレの設備環境を一変させた」として機械遺産に認定した。

 このほか、1955年発売のリコーの「卓上複写機リコピー101」、日本で初めて外板にステンレス鋼を採用した「ステンレス鋼製車両群(東急5200系と7000系)」、1929年に運行開始した国内現役最古のロープウェイ「吉野山ロープウェイ」、現存最古の動力旋盤である「池貝工場製第1号旋盤」が選ばれた。

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