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リアルなゾンビが街を歩きまわるプロモーションが、先ごろニューヨークで行われました。これがなかなか迫力があって怖い。
ソンビもののドラマ「The Walking Dead」などを手がけるケーブルテレビAMCによるプロモーション。特殊メイクで変身したゾンビに、街の人達は驚いたり、思わず振り返ったり、笑ったり、悲鳴を上げたり。公園のリスもびっくり。その様子はYouTubeで公開されています。
このゾンビ襲来はただの番組の宣伝ではなく、複雑な事情があるようです。背景にあるのは、AMCと裁判をしている大手衛星放送会社のDISH Networkが、AMCの番組を放送しなくなったこと。AMCはこれに対抗して、DISHの利用者に「AMCの番組を見たかったら、ほかの放送事業者に乗り換えて」と呼びかける「Put Zombies Back On TV」キャンペーンを実施しており、ゾンビプロモーションもその一環です。
実際、YouTubeの動画では、最後にゾンビがDISHの衛星アンテナを引きずる場面があり、「ゾンビはここにはいない」というメッセージが出てきます。ゾンビが街の人達を驚かすというアイデアは面白いですが、その背後の事情を知るとちょっと複雑なものがありますね。
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