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「褒められると成果が上がる」は本当だった

褒められ上手になりたい。

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 「褒めて育てる」は本当だった。自然科学研究機構生理学研究所の定藤規弘教授らのグループは、東京大学先端科学技術研究センターの渡邊克巳准教授と共同で、人間が運動技能の習得の際、褒められた方がより成果があがることを証明した。

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 実験では、48人の成人に30秒間でキーボードのキーをある順番でできるだけ早く叩くことを覚えてもらい、その直後に被験者を“自分が評価者から褒められる”グループ、“他人が評価者から褒められるのを見る”グループ、“自分の成績だけをグラフで見る”グループの3つに分けた。翌日、再びテストをすると“自分が評価者から褒められた”グループは他グループよりも5%近く差をつけて向上することが分かった。

画像 褒められると成果を出しやすいということ

 他人に褒められると、金銭報酬を得たときと同じように脳の線条体が活発に働くことは分かっていた。研究成果は米国科学誌プロスワン(電子版、11月7日号)に掲載される。

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