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ファイナルファンタジーをリアルタイムCG映像で スクエニの「FINAL FANTASY REALTIME TECH DEMO」

スクエニがファイナルファンタジーの世界観をもとにしたリアルタイムCG映像作品「Agni's Philosophy(アグニズ・フィロソフィー)」を公開した。

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 スクウェア・エニックスでは、ファイナルファンタジーの世界観をもとにしたリアルタイムCG映像作品である、「Agni's Philosophy(アグニズ・フィロソフィー)」を公開しました。

作品の意義としましては、プリレンダーCG映像というのがありますけど、もともと生成したCG映像と比較して全く遜色のないレベルでリアルタイムにCG映像を再現するという技術です。

 スクウェア・エニックスは、リアルタイムCGが発展することにより、今までビデオゲームと感じていたものが、本当にそこに世界があると感じられるまで映像の体系が変わってくると予想しています。

プリレンダーCG映像とはCMでよく使われる、もともと事前に計算されたCG映像をフィルムなどに焼き付けて、動画にする方法で、リアルタイムCG映像というのはコンピューターの中でその場その場で、1枚1枚、その瞬間瞬間で映像を生成しますので計算付加が高いです。1秒間に30枚ほど絵を生成しないとなりませんから、それでクォリティを上げるというのは、とても大変だった訳なのですが、近年コンピューターの性能があがることによって、プリレンダーCGとリアルタイムCGの映像が肉薄できるレベルにまできています。もちろん計算力が上がるだけだと、その表現は難しいですが、我々は表現のノウハウがいろいろありますので、それで構築したというものです。

 リアルタイムCGを使う事で建物やインテリアなどを作る前に、今までよりも現実味をもって出来映えを確認することが可能になります。スクウェア・エニックスでは、その他にも自動車や医療などの分野においてリアルタイムCG技術の応用が可能であると考えています。

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