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イギリスのエコノミスト誌(1月5日発売号)に掲載された「再び昇らない太陽」(No more rising sun)という記事では、「都心最後の富士見坂」(東京新聞)と言われる東京・日暮里にある富士見坂の景観について報じている。
記事では、2013年元旦の夜明け、現在唯一東京の地面から富士山が見えるこの坂に集まった人々の様子を説明すると、地元の金子誠氏(86歳)の訴えを伝えている。
1945年3月、米軍による空襲後の富士見坂を覚えているという金子氏は、集まった人々に「来年はもう見えない」と声をあげた。2年前には45階建てビルの建設が発表され、これに反対する地域住民らは都や企業に建設中止を申し入れ、UNESCOにも富士見坂の世界遺産登録を申請した。しかし、別件の11階建てビルが建設中でもあり、2014年には富士見坂の景観は無くなってしまうという。
1月末、年に2回訪れる「ダイヤモンド富士」が、集まった人々に建設中止を訴える最後の機会だという金子氏の想いを伝える一方、記事では、東京スカイツリーで見かけたある男性の「上で(スカイツリー)みた方がより良い」というコメントも紹介しており、妙な余韻を残している。
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記事提供元:livedoorニュース
livedoor CC-BY-ND
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