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米航空宇宙局(NASA)は、2036年に地球に接近する小惑星「Apophis」が、地球に衝突する可能性はないとの見解を発表した。
Apophisは2004年に発見された、サッカーのコート3.5個分の大きさの小惑星。当初は2029年に地球に接近し、衝突の確率が2.7%とされていたことから話題になった。その後2029年の衝突の可能性は否定されたが、非常に小さいながらも2036年に接近する際に衝突する可能性が残されていた。
しかし新たなデータの分析で、そのわずかな可能性も「実質的に排除」したとNASAは述べている。衝突の確率は100万分の1を下回り、2036年に衝突はないと言っていいという。
Apophisは2029年4月13日に地球の上空3万1300キロを通過する見込み。ちなみに来月半ばには、「2012 DA14」という大きさ40メートルの小惑星が、地球の上空2万7680キロを通過するが、衝突の可能性はないそうだ。
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