秋田県の佐竹敬久知事は1月15日の記者会見で、ロシアのプーチン大統領から贈られたシベリア猫を2月5日に受け取る方向で、ロシア大使館と調整していることを明らかにした。猫には昨年10月に対面したそうで、その時を振り返り「もうこうなるとメロメロ」などとコメント。猫への愛を爆発させた模様だ。会見の全文書き起こしは秋田県のWebサイトで公開されており、猫好きのネットユーザーからも注目を集めている。
シベリア猫は、プーチン大統領が佐竹知事から贈られた秋田犬「ゆめ」への返礼として贈ったもの。昨年8月に日本に到着してから約6カ月間、検疫の問題で農林水産省の施設で過ごしており、ほとんど人と接していないことから「大変神経質になっていると思います」と佐竹知事。「体調壊すと困りますので」と、猫にフラッシュを向けないといった配慮をするよう取材陣にあらかじめ呼びかけた。
猫は受け取り日にお披露目する予定。ただし「なにせ非常にむずかるとですね、ガリガリやられますからですね、そこら辺非常に、へたにガリッとやるとすごいんですね、あれね。私も1回やられたことあるんですけども、うちの猫で。爪でやられるとね、すごい深くいっちゃうんです。それと引っ込むとね、あとね、完全におかしくなるんですね。ですから、そこを注意しないとなりません」――佐竹知事、止まらない。
佐竹知事は現在7匹の猫を飼っており、シベリア猫はそれらの先輩猫たちとともに公舎で飼われる予定。名前もすでに決めているという。10月の対面時には「帰り際ですねゲージのところにこう来て、非常にこう鳴くんですね。かわいかったです」と、完全に心を奪われてしまった様子。「特注の特大のゲージ」を「自腹で購入」するなど、すでに準備万端であることも明かしていた。
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