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「なぜか引き込まれる」――ネットで話題の福岡県警マンガ 作者はだれ?

あの味のある絵柄を描いたのは――。

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 先日から一部ネット上で話題になっていた、福岡県警公式サイトの暴力団排除漫画「こんなはずじゃなかった……」。MSペイントで描いたような独特のタッチと、絵柄からは想像もつかないシリアスなストーリーが注目され、たちまち「面白い」と拡散されました。

 “漫画で暴力団排除を啓蒙”というユニークな試み。そもそもどういった経緯で、誰の手で生まれたものなのか、福岡県警の担当者に聞いてみました。

画像画像 配信中の暴力団排除漫画「こんなはずじゃなかった……

 漫画のストーリーは、暴力団に加入してしまった学生がその後、取り返しのつかない悲惨な人生を送るというもの。漫画自体は2012年2月からあったそうですが、注目されるようになったのは比較的最近のこと。Twitterでは「なぜか引き込まれる」「1周回ってこの絵柄がなんとも言えない生々しさをかもし出してる気が……」などの感想も見られました。

 担当者によると、ストーリーの大筋と絵を制作したのは、中高生に暴力団の危険性を教育するために民間から集められた「暴力団排除教育スタッフ」の1人だそう。暴力団の恐ろしさをもっと分かりやすく知ってもらう方法を探していたところ、その人が漫画掲載を提案。ストーリーは大筋を元に、スタッフ全員で意見を出し合って決めたそうです。警察らしからぬ企画は、民間のスタッフから生まれたものでした。

 今後の漫画配信は特に予定していないとのこと。暴力団排除のために、親しみやすいポスターの作成といったPR活動はこれからも続けていくそうです。

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