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Google Earthで日本の艦船の場所が分かる? 原口元総務相の発言が話題に、迷言かそれとも――

「Google Earthで艦船を偵察できる」というようなニュアンスで広まっているが真意は?

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 「Google Earthか何か見れば分かりますよ。どこに日本の艦船がいたか」――2月7日に開かれた衆院予算委員会での原口一博元総務相の発言がネットで話題になっている。中国海軍艦船による海上自衛隊護衛艦へのレーダー照射に関して、防衛省の事務方から小野寺五典防衛相、安倍晋三首相への報告が遅れたことを非難するなかでの発言。ネットでは「Google Earthで艦船を偵察できる」というようなニュアンスで受け取られ、“迷言”として広まる結果になっている。

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(C)2013 Shugiin

 委員会では原口議員が小野寺防衛相に対し、1月30日のレーダー照射があった海域について質問。小野寺防衛相は運用上さまざまな問題があるため話せる“ギリギリのライン”として「東シナ海の公海上、日中の中間線の日本側」と説明。また小野寺防衛相が事態の報告を受けたのは、6日後の2月5日だったことも明らかにした。

 これを受けて、原口議員は「小野寺さんが今あるなかで厳しい答弁をしているのは評価するが、相手に場所が分かってるじゃないですか。だってレーダー照射までしているわけですよ。Google Earthか何か見れば見れば分かりますよ。どこに日本の艦船がいたか。隠さなくていいことまで隠し、出さなきゃいけいけないことを出さない」と、報告の遅れを非難。安倍首相に対しても「なんで自分に(情報を)あげないんだと強くおっしゃるべきだ」と詰め寄った。

 国会で飛び出した“Google Earth”発言はネットでも大きな話題に。おそらく、レーダー照射の位置情報を確認するだけなら、Google Earthなどを使えばすぐ分かる――という主張だと思われるが、前後の文脈を切り取ると、まるで「Google Earthで艦船を偵察できる」という意味にも受け取れるため、「Google Earthってリアルタイムの画像を使ってたんだっけ?」「それなら偵察衛星いらないじゃん」と総ツッコミを受ける事態に。Twitterではハッシュタグ「#グーグルアースで見ればわかる」が流行っている。

 今回の映像は衆議院インターネット審議中継のアーカイブページからダウンロードできるほか、ニコニコ生放送でもタイムシフト視聴できる。

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