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るろうに剣心:逆刃刀、不殺の刀なり[2/2]鎌倉にある「逆刃刀」を見てきた

注目の「逆刃刀」だけでなく、さまざまな刀剣モデルでコレクターやファンを魅了する山海堂。これは鎌倉まで出かけるしかない!

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 店主も数え切れないほどたくさんの武器があり、コスプレイヤーや刀剣コレクターなら、よだれが出るほど楽しめる店、山海堂。残念なことに通信販売は行っていなが、それも「刀や剣というものは、実際に自分の目で見て、触ってみないと善し悪しが分からない」という店主のこだわりの結果だという。なるほど、たとえ模擬刀とはいえ、納得のいくものを手にするためには、鎌倉まで出かけるしかないのだ。

 さて注目の「逆刃刀」だけでなく、さまざまな刀剣モデルでコレクターやファンを魅了する山海堂だが、いつごろから刀や剣を販売しはじめたのか聞いてみると、なんと「関東大震災(1923年)の翌年に今の場所に移って、そのころから販売している」とのこと。今から90年も前の話だ。もちろん今の店主はまだ生まれてもいないわけだが、先代、先々代からのDNAを引き継いでいるため、当然のように刀・剣のコレクターになった、という。

 「自分自身が欲しいものを取りそろえているわけで、まず1番目に自分、お客さんは2番目という気持ちでやっているんです。自分がコレクターなので、ちょっとでも不具合があるものは、店には絶対に出しません。並べているのは売り物だけでなく、自分のコレクションも置いているんですが、もちろん『見せびらかしたい!』という気持ちで飾っているんです」

 自らのコレクションの中には、自作のアイテムも少なくない。まさにコレクターのお手本のような人なのだ。

 日本人のコレクターやコスプレイヤーはもちろんのこと、海外からの観光客も数多く来店するという山海堂。魅力は品ぞろえだけでなく、実にオタクな店主の語り口にもあるのだろう。海外のみんなも、日本に来たときはぜひ、鎌倉まで足を延ばしてほしい。そんなつもりはなかったとしても、帰り道ではたぶん、ひと振りの刀を抱えているはずだから。ただし、どんなにお気に入りの刀だからといっても、機内持ち込みはムリだからね! ちゃんとチェックインするように。

山海堂ウェブサイト:http://www1.kamakuranet.ne.jp/sankaido/


刀剣類だけでなくこんなものまで取りそろえる店。とにかく、ほかにないものが見つかる店だ
手裏剣やクナイも豊富。見た目だけでなく、実際に古武術を継承する職人の製作という
防具もいろいろ。テーマに合わせてキャラクターも自由自在で、コスプレイヤーにはたまらない

兜の類も並んでいて……おお、こんなところに弟が……アルじゃないか!
コスプレどころか映画でも撮れそうなクオリティ。ただし、値段もそれなりに高い
武器類の話になったら止まらない店長。欲しいものは探す。なければ自分で作る! 歴史ある店だが、オタクのDNAは先代、先々代、先々々代から受け継がれているらしい

原文:“Rurouni Kenshin” Sakabato Sword Replica [2/2]

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