advertisement
フリーターでもニートでもない、新しい概念「SNEP(スネップ)」が話題になっています。東京大学社会科学研究所が提唱したもので、ニュースサイトやまとめサイトなどが取り上げると、たちまち「なんだそれ」「俺SNEPだった……」などあちこちから反応がありました。
SNEPとは「Solitary Non-Employed Persons」の略で、日本語に訳せば「孤立無業者」。20歳以上59歳以下で、家族以外とのかかわりが一切ない無職・未婚者(学生除く)のことを指す言葉です。調査によると、SNEPは2000年代に急増しており、2011年の調査では、60歳未満の無職・未婚者のうち約6割がSNEPだったそう。
ニートに続く新しい概念として、さっそくネットでは注目を集めているSNEP。果たしてニートのように定着するのか気になるところですが、ネットの反応を見ると「ステップっぽい響きで前向きに聞こえる 」「ジャニーズっぽい」「ニートの様なダメダメ感がまるでない」「もう名乗るが勝ちの社会だな」など賛否両論のようでした。
ちなみにSNEPかどうかの判断基準となる「家族以外とのかかわりが一切ない」についてですが、東京大学が公開している調査報告書によると、「ランダムに指定された2日間(回答者が選ぶことはできない)で、家族以外の誰かと一緒にいたかどうか」が基準になるそう。なお、ここでいう「一緒にいた」は、普通に会話ができる程度の距離にいる場合を指し、電話やインターネットを通じた交流は含まれないそうです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ドイツや台湾にも隊員が:人気コスプレ集団「自宅警備隊」に密着! 「自宅に恒久の平和と秩序を」と鰐軍曹隊長
「自宅警備隊 N.E.E.T.」という名の特殊部隊にインタビューを敢行。海外も含め126人も隊員がいる彼らの実態とは――。 - バーの店長にホームレス!?:「不謹慎かもしれないが、無関心よりまし」――「無職FES」が目指す働けない人の居場所作り
下北沢のとあるバーで、ホームレスの男性が1日限りで店長を務めることになった。その名も「ホームレスBAR」。このイベントは「無職FES」という団体が企画したものだった。 - メールを読みたくない時の解決策は「下を向いてデリート」だ! 「バカサミット3」に学ぶ処世術
アイス評論家、離婚式プランナー、元ひきこもり……。常識の斜め上を走り続ける「バカ」たちの新しい価値観に触れてきました。 - 「ニート」も浮かび上がる! Googleの関数グラフで新しい遊びが生み出されたようです
Googleの検索結果に関数グラフが表示できるようになりましたが、早速これを使ったお絵かき遊びが生み出されたようです。