整列したブロックを並べ替えると、いつの間にかピースが余っている――不思議なパズル動画がWebに投稿されています。
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登場するのは四角いケースに並べられた縦9個×横7個のブロック。ただし、実際にはブロックは1つ1つバラバラになっているのではなく、特定の形に分けられたパズルになっているようです。このブロックを並べ替えていきます。
慣れた手つきですいすいと動かしていくと……あれっ!? いつの間にかブロックが1つ余っています。一体どういうことなんだ。もう一度、さらにもう一度……と並べ替えて結局3つも余りのブロックが出てきてしまいました。
ブロックが3つ少なくなった状態でケースに収めてみても、特に変化はないようでぴったりと収まります。動画の後半では、逆に余ったブロックを元に戻すべく並べ替えていきます。同じくすいすいと動かしていくと、今度は隅に欠けた部分が! あれよあれという間に余ったブロックが吸収され、最初の状態に戻ってしまいます。まるで狐につままれたようです。
さて、タネ明かしとしては「1.目の錯覚を利用している」「2.動画を編集している」などが考えられます。後者は冗談ですが、1の錯覚を使用したものには“面積のパラドックス”という話があります。「三角形を並び替えると1マス減るトリック」が有名で、これは実は三角形ではなく四角形だというものです。図形の微妙な凹凸で面積を調整して、空間を作りだすトリックでした。今回の動画も、おそらくそれを応用しているものと思われます。ブロックを厳密に測ると、きっと違った大きさとなっているはずです。
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