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ディスカウントプロモーション、新商品の乱発はやめる――マクドナルド、成功事例をもとにした新作メニュー発表一足先に食べてみた

マクドナルドが「春の新商品大試食会」を開催。これまでのディスカウントプロモーションはストップして、「選択と集中」で新商品を投入していく。

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 マクドナルドの春の定番メニューのひとつ「てりたま」。1996年の初登場以来、長年愛され続けてシリーズ化までされている「てりたま」に、4月5日から新メニュー「チキンてりたま」が登場する。一足早く試食してきた。さらに4月26日〜5月6日に販売される「バーベキュービーフ」「バーベキューチキン」も。もうお腹いっぱいです……。

過去最高の支持を集めた「チキンてりたま」に期待大!


日本マクドナルドの原田泳幸代表取締役社長

 2013年4月4日、都内某所で行われた「春の新商品大試食会」。原田泳幸代表取締役社長も登場し「新商品を乱発するのをやめ、成功事例をもとに新商品を開発し、既存メニューで使われている原料を使う。この3つを意識し、賢く利益を上げていきたい」と、今後のマーケティング戦略を語った。これまでのディスカウントプロモーションはストップして、より「選択と集中」にシフトしていく構えだ。

 そんな思いを体現し尽くした「チキンてりたま」(単品340〜380円)は、過去の成功事例「てりたま」シリーズの1つで、シリーズの「最終進化版」ともされる。使われているのは、レギュラーメニューとしてもお馴染みの「ジューシーチキンフィレオ」の、あのジューシーなチキンパティ。

 中国とタイの2カ国から調達したやわらかチキンには、甘辛い生姜風味のてりやきソースがたっぷりと絡んでやみつきになる。ジューシーな食感がたまらない。その下には肉厚なぷるぷるたまごが鎮座し、お腹がぺこぺこなときに欲しくなるボリューミー感が魅力のバーガーだ。

 ちなみに「チキンてりたま」は、商品開発中に一般消費者に向けて行う「商品テスト」で、過去最高のおいしさ評価を叩き出したという。ヒーロー商品になりそうな予感だ。4月5日から4月下旬まで販売されるので、ぜひ1度味わってみてほしい。

脇役なのに準主役級のフライドオニオンが華を添える「バーベキュービーフ」

 4月26日からはマクドナルドが「ゴールデンバーガーウィーク」と称する、ゴールデンウィーク期間がスタートする。ここでの期間限定発売される「バーベキュービーフ」(単品340〜370円)もいただいた。スパイシーなバーベキューソースは、ほのかにトマトのさわやかな酸味が漂う。特徴的なのは、ベーコンの上に載ったサクサクした食感の、たまねぎとは思えないフライドオニオン。新しい味わいを作り出す、ここで必要不可欠な“構成要員”だ。

 ベーコンの下にはやはりぷるぷるたまご、その下には濃厚なチェダーチーズ、最下部にはオーストラリア・ニュージーランド産の100%ビーフを使ったパティが、どんと存在感をあらわにしている。かむと口の中に肉汁が広がるビーフパティにうっとりする。具だくさんなところに引かれる、今春のバーベキューメニューの1つ。

秘密の黄色いソースが魔力を持つ! さわやかな「バーベキューチキン」

 一方、同じ期間に販売される「バーベキューチキン」(単体330〜360円)は、バーベキュービーフとは趣を異にする一品。スパイシーな味わいの中に、トマトの酸味を感じられるバーベキューソース、新食感のフライドオニオンは同じだが、香ばしいごま付バンズの間にはさまっているのは、表面がカリカリしたクリスピーな食感のチキンパティ。予想以上のジューシーさに、口の中に春が広がっていく感覚をおぼえる。頭の中も春色に染まりそうだ。

 そのチキンパティを上下から、やさしくふんわりと挟むのは、2枚のチェダーチーズ。クリーミーでまろやかな味わいにメロメロ。チキンとチーズとの相性の良さを再確認できたように思う。また、下のチーズとバンズの間に存在する黄色いソースは、マヨネーズベースのイエローマスタードソース。ほどよくピリッとした、ゆるふわな刺激がアクセントになっている。「バーベキュービーフ」よりもややさわやかな味に特徴がある。

 わずか1時間に3つの新作バーガーをいただいたということで、今は満腹感しかないのだけれど、発売期間になったら何度かお店に寄ってしまいそうだな……と感じる忘れられない味だった。気になる人はお店に足を運んでみてはいかが?

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