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「僕は友達が少ない」作者が実写映画化にコメント

原作者の平坂読さんは「実写映画作品の制作が進行しております」と認めた。映画の制作にはノータッチという。

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 ライトノベル「僕は友達が少ない」が実写映画化されると話題になっている件で、原作者の平坂読さんがコメントを発表した。

 実写映画化は正式発表されていないが、龍谷大学がエキストラ募集をネットに掲示したことで明らかになった。平坂さんは「エキストラ募集の告知からバレるという非常にダサい(作品のキーワードである「残念」という言葉は使いません)ことになってしまいましたが、現在、拙著『僕は友達が少ない』を原案とする実写映画作品の制作が進行しております」と実写映画化を認めた。

 実写映画のオファーが来たのは2011年6月。「実写に向いた内容ではないと思っている」との理由から、平坂さんは反対だったという。しかし当時ライトノベル業界の未来に危機感を抱いていた平坂さんは、市場に新しい人を呼び込むため大胆な動きが必要なのではないかと、迷いながらも許諾を出したと述べている。


平坂読さんのコメント

 実写映画制作については、平坂さんは「完全ノータッチ」。「話を聞けば絶対に口を出したくなる」ため、進捗状況などはあえて耳に入れないようにしており、脚本の内容やキャスティングについてもほとんど知らないとしている。また現在ネット上で出回っているキャストがデマであることは編集部に確認したという。

 一部では実写映画に反対して制作中止を求める署名運動もあるが、「たとえどれだけ気に入らないのだとしても、潰そうとするのではなく、単に無視していただくわけにはいかないでしょうか」と平坂さんは呼びかけている。「見たくないものを見る必要はないし、嫌いなものは嫌いなままでいいと思います。が、気に入らないものを力ずくで排除することの悪性を、僕は自分の作品の中で何度も書いてきたつもりです。このことは、読者の皆さんにきっと伝わってくれていると信じています」

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