advertisement
ドワンゴは5月9日、niconicoの「クリエイター奨励プログラム」で、作品の投稿者と作品を一緒に作った「コラボレーター」が奨励金を分配できる仕組みをスタートした。ユーザー間のコラボレーションをさらに促進する狙いだ。
クリエイター奨励プログラムは、niconicoの投稿作品に対し、奨励金を支払う制度。奨励金はプレミアム会員収入の一部を原資とし、作品の人気度に応じてそれぞれの額が決定する。自分の作品(親作品)がniconico内で二次創作(子作品)されると、子作品の人気に応じた「子ども手当て」がもらえる制度もある。
これまで奨励金の受け取りは投稿者のみに限られていたが、新しい仕組みでは作品を一緒に作った「コラボレーター」を登録し、分配比率を指定することで、それら仲間と山分けできるようになった。分配比率はあらかじめ投稿者とコラボレーターの間での合意が必要。「コラボレーターとの連絡や分配比率等のトラブルに関して、運営は一切関与せず、いかなる責任も負いません」としている。
コラボレーターが分配金を受け取るにはプレミアム会員であることが条件となる。また分配内容を確認する際には投稿者が設定した「合言葉」の入力が求められるので、コラボレーターは投稿者にあらかじめ聞いておく必要がある。このためヘルプページには「コラボレーターはniconico以外で私的に連絡が取り合える方を登録して下さい」といった注意事項が書かれている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ニコニコ奨励金で収入1000万円超のケースも 現代の絵師が生計を立てるには――佐藤秀峰さんや岸田メルさんが語る
岸田さんは「(ネットで得た)知名度をお金に変えるには工夫が必要」とアドバイス。 - 盛りだくさんすぎる「ニコニコ超会議」 ブルートレイン特別運行、ユーザーの結婚式も
ニコ動5周年記念新サービス発表会が開催され、ニコニコ超会議の展示ブースやイベントの一部が明らかに。一方、12月に始まったニコ動のクリエイター奨励プログラムでは100万円以上を得るユーザーがいたことも明らかにした。 - 「万感の思い」でニコ動5周年 新バージョンは原点回帰の「(ZERO)」
ニコニコ動画の5周年イベントが開催され、クリエイター奨励プログラムなど次期バージョンの一部が紹介された。小林社長、川上会長ら経営陣も集結。なぜか川上会長をキャラにしたジブリ制作のアニメ上映もあった。 - 「ブラよろ」電子書籍配信で取次元が謝罪 10サイトで無断配信、二次利用規約守らず
「LINEマンガ」などでも配信されていたが、作品はすでに取り下げ済み。 - 「ブラよろ」二次利用フリーの効果 佐藤秀峰さんに半年で「80万部ヒット」相当のロイヤルティー売り上げ
「ブラよろ」を二次利用フリーにしてからの半年、佐藤秀峰さんの電子書籍の売り上げが拡大した。