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ここは地獄か……! 二クロム酸アンモニウム(NH4Cr2O7)にチオシアン酸水銀(II)(HgSCN)を加えて火をつける実験の結果が、とんでもないことになっています。
オレンジ色の粉に火を付けると、たちまち粉が真っ黒になり、激しく火が燃え始めます。ロード・オブ・ザ・リングの滅びの山のような終末感に驚いていると、今度は火の中から、触手のような白い燃えカスが数本、ニョロニョロ飛び出してきます。動画では「クラーケン!クラーケン!」と子どもの叫び声が上がりますが、確かに伝説の怪物のよう。
激しい燃焼は二クロム酸アンモニウムの性質、燃えカスが飛び出して来るのは熱膨張性をもったチオシアン酸水銀(II)の性質で、今回はこの2つを組み合わせた実験のようです。まさに地獄のミニチュアをつくりだす化学のコラボレーション。
どちらの薬品も「毒物および劇物取締法」に登録された危険なものなので、取り扱いにはご注意を。
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二クロム酸アンモニウムの燃焼実験動画。おお、火山にしか見えない
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
チオシアン酸水銀(II)の燃焼実験動画。水槽を背景にしてクラーケンらしさ満点
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