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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、8月27日に予定していた惑星分光観測衛星(SPRINT-A)を搭載したイプシロンロケット試験機の打ち上げを中止したと発表した。
JAXAは、内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)から日本標準時の8月27日午後1時45分の打ち上げを予定していたが、「ロケットの自動カウントダウンシーケンス中に、姿勢異常を検知し、打ち上げ約19秒前に自動停止しました」と報告している。
イプシロンは、全長24.4メートル、重さ91トンで、開発費約205億円、最大1.2トンの衛星を打ち上げることができる。部品の簡素化や地上設備をコンパクトに少人数で運用できるよう改善するなど、コストを抑えることに主眼が置かれている。日本の新型ロケットとして、2001年の「H2A」以来。
詳しい原因については現在調査中とのことで、次の打ち上げについては調査次第。なお、当初は8月22日に予定していたが、「ロケットの機能点検を行うための信号中継装置に一部配線の誤りがあった」として打ち上げを8月27日に延期していた。
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